【旧約聖書とワンピース】「ソドムとゴモラの滅亡」

ONE PIECE

ソドムとゴモラ

 ソドムとゴモラは、旧約聖書『創世記』に登場する都市の名で、甚だしい道徳的退廃の結果、天からの硫黄と火によって焼き滅ぼされたとされる。

 これらの都市は、神ヤハウェの裁きによる滅びの象徴として語られている。

キングブル

ソドムとゴモラ(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

 ウォータセブン編で登場したソドムとゴモラは、「フランキー一家」のペットのキングブルである。

 「司法の島の大決戦」に参戦したソドムとゴモラは、〝麦わらの一味〟を司法の塔に送り届けるため、重傷を負いながらも走り抜き、その役目を果たした。

 しかし、当時のCP-9長官スパンダムがバスターコールを発動し、ソドムとゴモラはガレーラの船大工やフランキー一家、オイモとカーシーと共に砲撃の対象となってしまう。

 バスターコールは海軍中将5人と軍艦10隻が投入される無差別攻撃で、軍艦の砲撃による島の炎上はまるで神に焼き尽くされた「ソドムとゴモラ」のようであった。

ソドムとゴモラの滅亡(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

ルルシア王国の滅亡

 第1060話では「8か国革命」の1つ「ルルシア王国」が天から降り注ぐ光線ような攻撃により滅亡した。この光は『創世記』に語られるソドムとゴモラの滅亡のようであった。

 この攻撃を引き起こしたのは〝天竜人〟の頂点に立つイム様と考えられ、ルルシアは『旧約聖書』における「ソドムとゴモラ」と同様〝神〟に反逆した罪によって滅ぼされたのである。

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