ベガパンク
Dr. ベガパンクは人類が500年かけて到達する科学力を持つ天才で、現在は海軍特殊化学班「SSG」の班長を務め、「世界最大の頭脳」と呼ばれた特徴的な長い頭は6つの猫に分割されている。
彼の奇妙な頭と科学力は、彼と「宇宙海賊」との関係を示唆している。
宇宙海賊
短期集中扉絵連載「エネルのスペース大作戦」では、ルフィに敗北した後に月へ向かったエネルが電気を操り、高度な科学力で月遺跡の発掘を行う宇宙海賊に遭遇した。
彼らとベガパンクの共通点は、その高度な科学力だけでなく、「長い頭部」にある。帽子にも長い頭を持つドクロが描かれていた。
このことから、ベガパンクが宇宙海賊と同じ祖先を持っていることがわかる。ベガパンクが宇宙人であれば、彼が「人類が500年かけて到達する科学力」を持っていることにも納得がいく。
では、宇宙海賊はどこからやってきた生命なのだろうか。
月の古代都市
エネルが辿り着いた月には何もない大地が広がり、宇宙海賊が「月の古代都市」を発掘していたことなどから、宇宙海賊は月とは別の惑星からやってきた可能性が高い。
しかしその一方で、エネルが古代都市で発見した壁画には高度な科学力によって作られたロボットが描かれ、古代の月には高度な科学が存在したことが判明している。
また、エネルのもとにはツキミ博士の造ったロボット「スペーシー中尉」達が現れ、彼らは月の古代都市のロボットと似た容姿をしている。
よく見るとツキミ博士も長い頭をしており、ツキミ博士とベガパンクはそれぞれ「カラクリ島」と「からくり島」の出身者であることから、彼らは同じルーツを持つと考えられる。
宇宙の科学技術
ベガパンクが自身の6人の分身を「猫(サテライト)」と名付けたように、青色の星には6つの「衛星(satellite)」が存在する。
つまり、青色の星の持つ月以外の衛星からやってきて月の内部に都市を作り上げた人々が〝月の人〟であり、ベガパンクやツキミ博士、宇宙海賊は彼らの子孫である。
「資源不足」で青色の星を目指した〝月の人〟は、月の都市の名を持つエネルの故郷「空島ビルカ」や青海に辿り着き、ベガパンクやツキミ博士のような子孫を残したのだろう。
ちなみに、バーソロミュー・くまに飛ばされナミが辿り着いた空島ウェザリアに住むハレダスは「空島ビルカ」の出身者である。彼もまた、高度な科学の力を有している。
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