【ワンピース考察】かつてバラティエを訪れた〝真っ赤な目の男〟はロシナンテ(コラソン)なのか

ワンピース研究・考察
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〝真っ赤な目の男〟

〝真っ赤な目の男〟(ONE PIECE 尾田栄一郎/集英社)

 東の海イーストブルー編・海上レストラン「バラティエ」にて、〝クリーク海賊団〟を壊滅させた〝鷹の目の男〟の話を聞いたコック達は、かつて店を訪れたという〝真っ赤な目の男〟について言及した。

ドンキホーテ・ロシナンテ(ONE PIECE 尾田栄一郎/集英社)

 この〝真っ赤な目〟を持つ人物こそ、〝ドンキホーテファミリー〟の幹部にしてドフラミンゴの実弟、ロシナンテ(コラソン)ではないだろうか。

 血縁ある兄ドフラミンゴも赤みのある目を持つが、「真っ赤・・・」という表現に合致するのはロシナンテただ一人である。「体に引火して爆発した」というドジな一面も彼の特徴をよく表している。

 だが遡ること13年前、彼はドフラミンゴの手により既に死亡している。もし、バラティエに来た〝赤い目の男〟がロシナンテ本人ならば、生存の可能性が浮上している可能性が高い。

ロシナンテの死

 ロシナンテは海軍の機密特殊部隊「SWARD」として、兄ドフラミンゴの暴走を止めるべくファミリーに潜入していた。だが、その事実を知ったドフラミンゴによって銃殺されてしまう。

ドフラミンゴとロシナンテ(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

 ロシナンテ生存説には2つの大きな問題がある。

  • ローを逃がすため使った〝ナギナギの実〟の能力消失(能力者の死)
  • センゴクの元に送られたロシナンテの遺体写真
ロシナンテの死(ONE PIECE 尾田栄一郎/集英社)
〝コラソン〟の死(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

 1つ目の問題は、ローが能力の有効圏を超えた、もしくはロシナンテ自身の気絶という解釈ができる(例えば魚人島編では気絶したバンダー・デッケンの〝マトマト〟の効力が消失した)。

 しかし2つ目に関しては、遺体写真が本物であれば否定する根拠がない。また、当時上司だったセンゴクが彼の生存を知らないことにも謎が残る。

センゴクとロー(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

 ロシナンテは海軍の秘密部隊に所属する身でありながら上司にウソをつき、恐らくは死を覚悟してスワロー島に行った。そのため、生き残ってしまったことを明かさなかったのかもしれない。

生存の根拠

「なにもするな」(ONE PIECE 尾田栄一郎/集英社)

 ロシナンテ生存の可能性を強める根拠として、パンクハザード編でチョッパーが受け取った「なにもするな」のメッセージが挙げられる。

 当時の状況から、送り主として最も有力なのはローであるが、実は明確には明かされていない。

 この伝言手法は、かつてロシナンテが用いたものと全く同じで、隠密行動を得意とする〝ナギナギの実〟の能力があれば、このメッセージを送ることは容易だろう。

「てき」(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)
「ローのビョーキ」(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

 また、ローとロビン、ロシナンテとサウロの対応関係から、ロビンの恩人サウロの生存はローの恩人ロシナンテの生存を期待させる。

おわりに

 ロシナンテの生存はローにとって最大の喜びだろう。

 しかし仮に彼が生きているとするならば、なぜローの前に姿を現さないのか、〝ドフラミンゴファミリー〟が壊滅した今なぜ身を潜めているのか、など多くの疑問が残る。

 彼が所属した特殊部隊「SWORD」は、海軍に辞表を提出し既存の制約に縛られず行動できる。彼は彼の新たな目的のため、今もどこかでひっそりと活動を続けているのかもしれない。

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