【ワンピース考察】海王類が語った〝2人の王〟について考える

〝空白の100年〟
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2人の王

 魚人島編648話にて、魚人島を訪れたロジャーが〝海王類〟の会話を聞く場面が描かれる。

ロジャーと〝海王類〟(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

 この場面は再びワノ国編968話で描かれた。この時、ロジャーに加えて光月おでんにも彼らの会話が聞こえており、その内容は未来に生まれる「2人の王」に関するものだったことが判明した。

ロジャーとおでん(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

 この10年後に誕生した人魚姫しらほしが「2人の王」の内の1人であることは既に判明している。

 しらほしは数百年に一度生まれるという〝海王類〟を従える力を持つ人魚であり、その力は古代兵器〝ポセイドン〟とも呼ばれる。

海王類の〝王〟(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

正しく導く者

 残るもう1人の王は、おそらくオトヒメが生前語っていた「正しく導く者」だろう。

正しく導く者(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

 悪用すれば世界を滅ぼすほどの威力を持つしらほしの力は〝海王類〟が引くために造られたという〝方舟ノア〟を動かすため、つまり人々の救済に使われる。

〝海王類〟と〝ノア〟(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

 また、海の森にあった〝歴史の本文ポーネグリフ〟から、この「正しく導く者」とは〝空白の100年〟を生きた最初の海賊〝ジョイボーイ〟を指していると考えられる。

〝ジョイボーイ〟(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

 〝ジョイボーイ〟がもう1人の王であれば「2人の王がまた・・出会う」という表現にも説明がつく。

 数百年の時を越えて生まれた〝ポセイドン〟の力を持つ人魚姫とその力を正しく導く〝ジョイボーイ〟が再び出会うことで世界に大きな変化が訪れるのだろう。

 そして、ワノ国編〝鬼ヶ島決戦〟における象主ズニーシャ「〝ジョイボーイ〟が帰ってきた」という発言から、しらほしと出会うもう1人の王は〝太陽の神ニカ〟の能力を覚醒させたルフィである。

 ルフィとしらほしは既に魚人島編で出会っており、ルフィはしらほしに対して本物の森へ連れていくという〝約束〟をしている。

ルフィとしらほしの約束(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

 これは当時の人魚姫に〝約束〟を果たせなかったことを謝罪した〝ジョイボーイ〟と対比される。

魚人島との〝約束〟(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

 さらにしらほしとルフィが出会うことになった魚人島を出航したルフィ達を〝新世界〟へと導いたのはアイランドクジラの群れであった。

アイランドクジラの群れ(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

 〝西の海ウエストブルー〟にのみ生息するアイランドクジラがが群れをなして〝新世界〟に現れた理由は2人の王が再び出会ったことを喜んでいるからかもしれない。

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