2人の王
魚人島編648話にて、魚人島を訪れたロジャーが〝海王類〟の会話を聞く場面が描かれる。
この場面は再びワノ国編968話で描かれた。この時、ロジャーに加えて光月おでんにも彼らの会話が聞こえており、その内容は未来に生まれる「2人の王」に関するものだったことが判明した。
この10年後に誕生した人魚姫しらほしが「2人の王」の内の1人であることは既に判明している。
しらほしは数百年に一度生まれるという〝海王類〟を従える力を持つ人魚であり、その力は古代兵器〝ポセイドン〟とも呼ばれる。
正しく導く者
残るもう1人の王は、おそらくオトヒメが生前語っていた「正しく導く者」だろう。
悪用すれば世界を滅ぼすほどの威力を持つしらほしの力は〝海王類〟が引くために造られたという〝方舟ノア〟を動かすため、つまり人々の救済に使われる。
また、海の森にあった〝歴史の本文〟から、この「正しく導く者」とは〝空白の100年〟を生きた最初の海賊〝ジョイボーイ〟を指していると考えられる。
〝ジョイボーイ〟がもう1人の王であれば「2人の王がまた出会う」という表現にも説明がつく。
数百年の時を越えて生まれた〝ポセイドン〟の力を持つ人魚姫とその力を正しく導く〝ジョイボーイ〟が再び出会うことで世界に大きな変化が訪れるのだろう。
そして、ワノ国編〝鬼ヶ島決戦〟における象主の「〝ジョイボーイ〟が帰ってきた」という発言から、しらほしと出会うもう1人の王は〝太陽の神ニカ〟の能力を覚醒させたルフィである。
ルフィとしらほしは既に魚人島編で出会っており、ルフィはしらほしに対して本物の森へ連れていくという〝約束〟をしている。
これは当時の人魚姫に〝約束〟を果たせなかったことを謝罪した〝ジョイボーイ〟と対比される。
さらにしらほしとルフィが出会うことになった魚人島を出航したルフィ達を〝新世界〟へと導いたのはアイランドクジラの群れであった。
〝西の海〟にのみ生息するアイランドクジラがが群れをなして〝新世界〟に現れた理由は2人の王が再び出会ったことを喜んでいるからかもしれない。
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