海王類が語っていた「2人の王」について考える

〝空白の100年〟
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2人の王

 968話におけるロジャーの冒険の回想場面では、魚人島を訪れたロジャーとおでんが海底で〝海王類〟の話し声を聞く様子が描かれる。

 この場面は魚人島編でも描かれているが、この時の〝海王類〟が話していた内容が描かれたのは968話においてである。

 〝海王類〟は未来に生まれる「2人の王」について話していた。

 「2人の王」とはいったい誰の事だろうか。

 「2人の王」のうち1人は魚人島の人魚姫「しらほし姫」であることが判明している。

海王類の〝王〟(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

 しらほしは数百年に一度生まれるという〝海王類〟を従える力を持つ人魚であり、その力は古代兵器〝ポセイドン〟とも呼ばれる。

 では、もう1人の王とはいったい誰だろうか。

力を正しく導く者

正しく導く者(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

 もう1人の王とは、おそらくオトヒメの言う「正しく導く者」だろう。

 悪用すれば世界を滅ぼせるほどのしらほしの力を正しく導くことで「世界に大きな変化」が訪れるという言い伝えがあるという。

 しらほしの力は〝海王類〟が引くために造られたという方舟ノアを動かすために必要となる。

〝海王類〟とノア(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

 海の森にあった〝歴史の本文ポーネグリフ〟から、この「正しく導く者」はジョイボーイである可能性が高い。

〝ジョイボーイ〟(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

 ジョイボーイがもう一人の王であれば海王類の「2人の王がまた・・出会う」という表現にも納得できる。

 数百年の時を越えて生まれた〝ポセイドン〟の力を持つ人魚姫とその力を正しく導く〝ジョイボーイ〟がまた出会うことで世界に大きな変化が訪れる。

 そして、ワノ国編の戦いの最中における象主ズニーシャの「ジョイボーイが帰ってきた」という発言から、もう1人の王とは〝太陽の神ニカ〟の能力を覚醒させたルフィである。

 ルフィとしらほしは既に魚人島編で出会っており、ルフィはしらほしに対して本物の森へ連れていくという約束をしている。

 さらにしらほしとルフィが出会うことになった魚人島を出航したルフィ達を〝新世界〟へと導いたのはアイランドクジラの群れであった。

アイランドクジラの群れ(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

 アイランドクジラは〝西の海ウエストブルー〟に生息すると言われているため、彼らが群れをなしてわざわざ〝新世界〟に来た理由は「2人の王」の再開を喜んでいるからかもしれない。

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