【ワンピース考察】ロロノア・ゾロと「霜月家」の関係性

ワンピース研究・考察
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ゾロと霜月

 〝麦わらの一味〟の剣士ロロノア・ゾロは〝東の海イーストブルー〟のシモツキ村で幼少期を過ごした。村では師であるコウシロウの下で親友くいなと共に剣技を磨いた。

 「霜月」は陰暦における11月の異称で、ゾロの誕生日が11月11日であることから、ゾロとワノ国の大名家「霜月家」の関係は既に示唆されていた。

 さらに、スリラーバーク編で名刀「秋水」をゾロに渡した「竜斬り伝説」の剣豪リューマの姓が「霜月」であることが判明しており、リューマもまた、11月生まれである。

 ワンピース連載前に描かれた短編「WANTED!」には、ゾロと風貌が酷似しているリューマという人物が登場しており、彼もまた、上空に現れた竜を斬り伏せている。

 リューマとゾロの血縁はスリラーバーク編で既に示唆があった。ゾロとブルックの影の入ったリューマの戦いを見たブルックは、彼らが同じタイプの筋肉を持つ〝豪剣〟の侍であると発言している。

ゾロがリューマから「秋水」を受け取ったことも、彼らの血縁を示唆していたといえるだろう。

〝豪剣〟(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

ワノ国

 元々ゾロは二刀流の剣士で、その構えはワノ国編で描かれた「おでん二刀流」と全く同じである。つまり、ゾロの刀の所作はワノ国の侍由来のものだったという事になる。

二刀流のゾロ(ONE PIECE 尾田栄一郎/集英社)

 また、ゾロの好きな食べ物は白米であるが、ワノ国には霜月家の治める白舞はくまいという土地がある。

 ゾロの英語表記は「zoro」であるが、実は「zorro」という「狐」を意味するスペイン語が存在する。

 霜月家の大名だった霜月牛マルにはオニマルという名の狐のお供がおり、ワノ国の「おいはぎ橋」において、〝ヒトヒトの実〟のモデル「大入道」の姿でゾロと刀を交えている。

 そして鬼ヶ島における戦いでは、リューマがゾロと同じ隻眼の剣士だったこと、かつて鈴後を治めていた霜月牛マルと風貌が「瓜二つ」だということも判明した。

リューマと「秋水」(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

 「三代鬼徹」は光月スキヤキ(天狗山飛徹)が打った刀であり、「和道一文字」「秋水」はコウシロウの父・霜月コウ三郎の作品である。

 つまり、ゾロが持っていた刀は全てワノ国の刀鍛冶が打ったものだった。

 ワノ国でゾロは国宝に指定されていた「秋水」を返還しており、代わりに、コウ三郎が打ち、光月おでんが使用した「閻魔」を手に入れた。

霜月ゾロ

 「シモツキ村は55年前にワノ国を違法出国した人物によって作られた」という事実がSBSで明かされている。

 ワノ国を違法出国した霜月コウ三郎が辿り着いた〝東の海イーストブルー〟で恋に落ちコウシロウが生まれ、コウシロウにはくいなという娘ができたようだ。

 くいなとゾロが霜月家の人間だとすると、彼らが姉弟でコウシロウが父である可能性があるが、ゾロに対するコウシロウの発言を見るに、おそらくそうではない。

 霜月家は20年前の「白舞」は霜月康イエ、「鈴後」は牛マルが治めており、代々2つの里の大名一族だった。

 つまり「霜月家」の中にも兄弟姉妹などで分岐したいくつかの家系があり、康イエには娘のトコ、コウ三郎やコウシロウはくいな、リューマや牛マルの家系はゾロが末裔として生まれている。

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