オハラの意志
第1066話では、〝オハラの意志〟を継ぐ人物達が描かれた。
1人目は、オハラのバスターコールをきっかけに「革命軍」を組織し、革命家として活動するルフィの実父モンキー・D・ドラゴンである。
2人目は、オハラの焼け跡にてドラゴンと再会を果たした現海軍特殊化学班「SSG」班長Dr.ベガパンクで、彼はエルバフに届けられた膨大なオハラの文献を全て頭に入れているという。
そして3人目は、考古学の権威オハラのクローバー博士である。彼は〝空白の100年〟研究の罪によりオハラの学者達と共に死亡したが、バスターコールの際に「全知の樹」にある世界の文献の数々を湖に投げ入れ、その知識を未来に届けた。
〝オハラの意志〟を継ぐ者達にはいくつかの共通点がある。
共通点
まず、彼らはそれぞれが異なる組織のトップであるという共通点を持つ。ドラゴンは革命軍「総司令官」、ベガパンクは海軍特殊科学班「班長」、クローバーは考古学研究の権威として学会を牽引した。
そして最も注目すべき共通点は、彼らが頭部に「トランプのスート」にまつわる特徴を持っているということにある。
ドラゴンは頬に3つのダイヤの刺青がある。「革命軍」はトランプゲーム「大富豪」と関係が深い。
ベガパンクの頭脳は現在、分割されてリンゴが添えられているが、元々は世界最大と呼ばれる頭を持っており、生え際はハートの形をしていた。
クローバー博士はその名の通り、クローバーの別名を持つクラブの形をした髪型をしている。
こうして1066話の回想には3人のトランプのスートにまつわる人物が登場したが、まだスペードのスートに該当する人物は判明していない。オハラの意志を継ぐスペードはいったい誰なのか。
スペード
結論から言えば、4人目の〝オハラの意志〟を継ぐ人物は〝D〟の名を持つ巨人ハグワール・D・サウロだろう。彼は他の3人と同じく1066話〝オハラの意志〟の回想に登場した人物である。
彼はオハラのバスターコールで死亡したとされていたが、オハラの文献をエルバフに届けた巨人達の船長として生存が判明した。
サウロは全身に包帯を巻き大きな傷を負っていた。顔が影になって描かれなかったことから、頭部に「スペード」の形をした傷などがあれば、頭部に特徴を持つ他の3人との共通点になる。
最後のスート「スペード」がサウロの頭部の特徴として存在するならば、彼が最後のロード歴史の本文の重要な鍵となる「火ノ傷」を持つ人物という事になるだろう。
かつて〝スペード海賊団〟を率いたポートガス・D・エースが頂上戦争で非業の死を遂げたように、スペードには「死」という意味がある。
つまり、オハラで死亡とされていたサウロはスペードのスートが完璧に当てはまる人物なのだ。
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