十二支
十二支1とは、十干2と組み合わせる(これを干支という)ことで時刻や方角を表すことができる古代中国に起源をもつ暦法の一種。
日本における十二支は、子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥として知られており、それぞれに動物があてはめられている。
十二支は、ワンピースにおいて「海軍本部」と密接に関係している。
子
「子」は鼠を表し、〝東の海〟編におけるココヤシ村では〝アーロン一味〟と金銭取引を行っていた海軍第16支部「大佐」ネズミという海兵が登場した。
この人物は十二支に関係する多くの海兵とは異なり、本名が十二支の動物となっている。
丑と寅
「丑」に対応する人物は〝緑牛〟の異名を持つ海軍本部「大将」アラマキ、「寅」に対応する人物は〝藤虎〟の異名を持つ海軍本部「大将」イッショウである。
両者はいずれも「世界徴兵」で雇われた〝超人系〟の能力を持つ海兵である。
円環上に十二支を並べた時、丑と寅の間にあたる北東の方角(丑寅)は「鬼門」と呼ばれ、日本では古来より「鬼の出入りする忌むべき方角」とされた。
「鬼門」の反対側「裏鬼門(後述)」には、かつての〝三大将〟が該当している。
卯
「卯」はウサギを表し、対応する人物は〝桃兎〟の異名を持つ海軍本部「中将」ギオンである。
彼女はトキカケ(後述)と共に、かつて〝赤犬〟〝青雉〟の後継者として「大将」候補に選ばれたほどの実力者である。
辰
「辰」は竜を表し、対応する人物は革命軍「総長」の〝反逆竜〟モンキー・D・ドラゴンである。
彼はかつて海軍に所属していたが、そこで正義を見いだせなかったために「自勇軍」を組織。「海賊時代」の到来、「オハラ」の壊滅を受けて「自勇軍」は武装を決意し、「革命軍」となった。
円環上に十二支を並べると、「辰」は「戌」と対極の方角に位置しており、犬に対応するある海兵との因縁が示唆されている。
巳
「巳」は蛇を表す。対応する人物はまだ登場していない。
午
「午」に対応する人物は、〝黒馬〟の異名を持つ海軍犯罪捜査局「局長」テンセイである。
未
「未」に対応する人物はまだ登場していない。
申・酉・戌
先述した「鬼門(丑寅)」の反対に位置する南西の方角は「裏鬼門(未申)」と呼ばれ、こちらもまた、不吉な方角とされている。
裏鬼門から時計回りに「申・酉・戌」という桃太郎のお供として鬼退治(鬼門の方角)に向かった動物が並んでおり、それぞれ〝黄猿〟〝青雉〟〝赤犬〟というかつての3人の海軍大将が該当する。
彼らはいずれも〝自然系〟の能力者で、〝青雉〟との壮絶な戦いの末に海軍のトップ「元帥」の地位に就いた〝赤犬〟は「革命軍」のトップ〝反逆竜〟ドラゴンと同い年である。
亥
「亥」に対応する人物は、〝茶豚〟の異名を持つ海軍本部「中将」トキカケである。
日本において「亥」は猪を表しているが、実は中国では豚を当てている。
コメント