日本に存在する「空白の歴史」
ワンピースにおいて最も重要な謎の1つ〝空白の100年〟。実は、日本にも類似した歴史があることをご存じだろうか。
日本には4世紀の歴史に関する記述が全く存在しない。
4世紀頃の日本では文字で歴史を残さなかったため、その周辺の時代については中国の文献による記述を頼りにしている。
しかし、4世紀前後の約150年間、倭国(日本)に関する記述は存在しない。
興味深いことに、中国の歴史書「魏志倭人伝」には、3世紀に「邪馬台国」の存在が記されているが、空白の歴史が明けた後その姿はなく、「ヤマト王権」という新しい王政が誕生している。
日本の「空白の4世紀」と〝空白の100年〟はどのような関係があるのだろうか。
〝空白の100年〟
〝空白の100年〟は世界政府が隠蔽する約900~800年前の歴史である。
オハラの歴史学者クローバー博士によれば、〝空白の100年〟が明けた直後に「世界政府」という組織が誕生したようだ。
創造主である20の王国(正確にはアラバスタ王家を除く19の王)には敵が存在しており、「世界政府」はその敵の〝存在〟と〝思想〟を隠し続けているという。
文献を紐解くと〝空白の100年〟には、ある「巨大な王国」が存在し、今は跡形もなくなっている。
つまり、この間に大きな戦争が起き、敗北したのが「巨大な王国」、 勝利したのが現在の「世界政府」を創った「連合軍」 となる。
日本の「空白の歴史」ではその間に滅んだのが「邪馬台国」、その後に誕生したのが「ヤマト王権」だ。
「邪馬台国」と「ヤマト王権」
「邪馬台国」と聞くと多くの人は「卑弥呼」を想起するのではないだろうか。
「魏志倭人伝」によると、邪馬台国の卑弥呼は「鬼道」によって国を治めたようで、宗教的な力によって国を支配していたとされる。
一方、ヤマト王権は武力による支配を行い、4世紀の中頃には西日本統一、4世紀末には朝鮮に進出し、5世紀末から6世紀頃には部民制・氏姓制度による支配機構の成立、国・県による地方統治組織が整えられたという。
ヤマト王権時代の中国南朝の宋の歴史書「宋史」には「倭(日本)の五王」として、5世紀初頭から約1世紀にわたって五代の倭の国王が日本からやってきた(遣宋使)という記述がある。
世界政府には「五老星」という権力者が存在し、「倭の五王」と関係があるかもしれない。
1世紀に渡り「ヤマト王権」を治めていた「倭の五王」と「五老星」に関連があると仮定すると、イム様は800年前から存在する「世界政府」の頂点であり、五老星はこの800年間、政治を動かしてきた権力者なのかもしれない。
一方、古代中国における日本の呼称「倭国」と関連がありそうな「ワノ国」にも光月家につかえる「五大名(霜月・風月・雨月・天月・黒炭)」が存在している。
「ヤマト王権」を含めた「倭国」の歴史がどこで、どのようにワンピースに関連させられているのかは現時点では明確にはわからない。
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