イム様とシュガー
イム様とシュガーは多くの共通点を持っている。
彼らの共通点を語る上では、「ドレスローザ王国」と「世界」の対比について理解する必要がある。
ドレスローザは〝天竜人〟の血を引くドンキホーテ・ドフラミンゴの支配する王国で、ルフィやサボはこの国を「おれ達の育った国に似ている」と表現した。
ルフィやサボの故郷ゴア王国は貴族が支配する国であり、ルフィの父で後に「革命軍」総司令官となるあるドラゴンは、この国を「世界の縮図」と表現している。
つまり、〝天竜人〟の支配する「世界」と元〝天竜人〟の支配する「ドレスローザ王国」は「似ている」のである。
これはシュガーとイム様の対比を支持する重要な事実であるとともに、ドレスローザ編が〝最終章〟と重要な対比構造にあることを示唆するものである。
それでは、イム様とシュガーの共通点についてまとめていく。
共通点
容姿
イム様とシュガーの共通点の1つはその容姿にある。彼らはともに「王冠」と「マント」を身に着け、子供のような見た目をしている。
シュガーは左目に特徴的な包帯のようなものをしており、イム様も左目に何らかの秘密があるのかもしれない。
不老の子供
シュガーは〝ホビホビの実〟の能力によって歳を取らなくなったために子供の姿をしており、イム様もまた、子供のようなシルエットをしている。
これは、イム様が〝オペオペの実〟最上の業「不老手術」を受け、シュガーと同じように「不老」の存在である可能性を示唆している。
最高権力と特別幹部
イム様は〝天竜人〟の最高位「五老星」も跪くほどの特別な権力を持っている。
そして、ドレスローザ王国における最重要人物はドフラミンゴではなくシュガーだった。王国を治める表の顔ドフラミンゴに対して、シュガーは裏の顔、特別幹部として王国の闇の根幹を担っていた。
存在の抹消
〝ホビホビの実〟の能力者であるシュガーの恐ろしさは人をオモチャの姿に変えるだけではなく、その人物の存在をあらゆる人間の記憶から消し去ることにある。
一方で、イム様は「歴史より消すべき〝灯〟」を決めることができる。
誰も気づかない存在
イム様は世間にその存在が知られていない人物で、「世界政府」の影の支配者ともいえる。
ドンキホーテファミリー最高幹部のシュガーもまた、その〝ホビホビ〟の能力によってその存在が世間には知られていない。
今後判明する可能性のある共通点
イム様とシュガーの共通点は、イム様の秘密を明らかにする手掛かりになるかもしれない。
例えば、シュガーの能力や彼女がいつも食べているカゴに入ったグレープ、モネという実姉を失っていることなどもイム様との共通点かもしれない。
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