【ワンピース考察】世界で最も恐ろしい「地震・雷・火事・親父」を恐れない未来の海賊王モンキー・D・ルフィ!

ONE PIECE
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地震・雷・火事・親父

 世界で特に恐ろしいものを言い表した「地震・雷・火事・親父」という言葉がある。

 この言葉の由来は定かではないものの「親父」は元々は台風を表す「大山嵐(おおやまじ)」だったという説があり、これはルフィに非常に関係が深い。

 この「地震手雷・火事・親父」は恐ろしいものを順番に表していることから「地震」が最も恐ろしいということになる。

「地震」

 「地震」と言えば世界最強の海賊・白ひげの「グラグラの実」が想起される。

 彼はロジャーの時代から世界に君臨し続け、ロジャー亡き後は「最強」の名を欲しいままにしてきた大海賊だ。

 ルフィと白ひげは頂上戦争で邂逅しており、世界最強の大海賊に対して全く物怖じせず対等に接するルフィに周りの人々は驚愕していた。

ルフィと白ひげ(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

 エースを助けようと奮闘するルフィを白ひげは認めており、白ひげ海賊団はエースの〝意志〟を継ぐことになるルフィを命を最後まで守り抜いた。

 注目すべきは白ひげことエドワード・ニューゲートが世界最強の「親父」でもあるということだ。

 白ひげ海賊団の船長だった白ひげは海賊であるにも関わらず財宝に全く興味を示すことがなく、欲しかったものは「家族」だという。このことから船員は白ひげを「親父」と呼び、白ひげは船員を「息子」と呼んでいる。 

 世界最強だった白ひげ亡きあと、世界で最も恐れられる「地震」の力を手に入れたのは黒ひげマーシャル・D・ティーチだ。

 黒ひげを倒したとき、ルフィはこの海の王の称号を手に入れることになるのだろう。

「雷」と「火事」

 また、「雷」は空島で登場したエネルの自然系最強種の1つとも言われる「ゴロゴロの実」であり、「火事」はルフィの兄・エースの能力「メラメラの実」と対比できる。

 エースの生前の懸賞金は5億5000万ベリーであるが、実は作者の尾田栄一郎氏はSBSにて青星にいた場合のエネルの懸賞金について「5億以上」と話しており、このことから能力者当人の強さは抜きにしても「火事」より「雷」が恐ろしいという可能性は十分に考えられる。

ルフィとエネル(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)
ルフィとエース(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

「親父」と「嵐」

 また、ワンピースには様々な恐ろしい「親父」が登場しているが、ルフィにとっての「親父」である革命軍総長モンキー・D・ドラゴンは風を操る能力者だと言われている。

 彼の初登場時には突風が起こっており、彼が登場するときには毎回のように風が吹いている。革命軍の拠点だった「バルディゴ」も常に風が吹いている。

 「地震・雷・火事・親父」は元々「親父」が「大山嵐」だったことを考慮すれば、ルフィの本当の「親父」が「嵐」を司る能力者である可能性はあるといえるだろう。

ドラゴンと風(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)
ルフィとドラゴン(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

モンキー・D・ルフィ

 ルフィはゴムの体を持つことから「雷」を操るエネルにとっての〝天敵〟である。そして、「地震」「火事」「風」を操る人物全てを味方につけているといえる。

 ワノ国では世界最強の大海賊「四皇」のカイドウとビッグマムと対峙し、彼らに勝利することで「雷」「火事」「風」の全てを克服したということが明確になるといえる。

 さらに、ルフィの「悪魔の実」の能力は「雷」だけでなく「火」までも効かない「太陽の神」を宿していることが判明し、まさに「海賊王」に相応しい「無敵」の存在に近づいている。

 この世の恐ろしいもの全てを経験したルフィがこれからどのような冒険をしていくのか非常に楽しみだ。

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