凪の帯（カームベルト）
〝凪の帯〟：〝偉大なる航路〟両側の無風海域（※「凪」とは風が止んで波が無い状態、または風のない状態。）
一味の〝偉大なる航路〟突入直後に判明したこの海域は大型海王類の巣ということもあって、まるで航海者を最後の島へ導くかのように存在している。
予測不能な天候海域の両脇に接しながら「凪」の状態を保ち続けていること、自然に形成されたとは考えにくいことなどから、〝凪の海〟は人為的に形成された可能性がある。
もしこの海域が人為的に作られたとすれば、誰が何の目的で、どのように形成したのだろうか。
目的
〝凪の帯〟は航海者の〝偉大なる航路〟への侵入と離脱を妨げるという目的を果たしていることから、〝凪の帯〟形成の目的は〝偉大なる航路〟の存在理由と関係しているかもしれない。
リヴァース・マウンテン経由以外の進入がほとんど不可能であることから、〝偉大なる航路〟は海賊たちを最後の島へ導くために作られたのかもしれない。
また、〝凪の海〟が大型の海王類の住処になっていることも非常に興味深い。
海王類を従えることができるのは古代兵器〝ポセイドン〟の力を持つ人物だけであり、これを可能にしたのは数百年前に実在した魚人島の人魚姫以外に考えられない。
能力
〝凪の海〟形成には〝ナギナギの実〟が関わっていると考えられる。
〝ナギナギの実〟は一定空間に「凪」の状態、つまり風の止んだ静かな状態を作り出せる。
言い換えれば、一定範囲の空気の動きを停止させることができるため、結果として音による空気の振動を無くして無音状態にできる。
コラソンの登場によって〝ナギナギの実〟が音を消す能力と印象付けることで、〝ナギナギの実〟の本来の能力は隠されていた。
能力者が覚醒して周囲に影響を与え始めた時〝ナギナギの実〟は〝凪の帯〟のような無風地帯を形成できるのではないだろうか。
〝悪魔の実〟の能力によって無風海域を作り出し、〝ポセイドン〟の力で海王類を導くことで、現在の〝凪の帯〟が形成されたのかもしれない。
コメント