暦
暦とは「時の流れを年・月・週・日などの単位で区切ることでわかりやすくした体系」のこと。現在は地球が太陽の周りを回る周期を基に作られた太陽暦の一種「グレゴリオ暦」が広く使われている。
日本でも用いられている西暦はイエス・キリストの誕生を紀元とする数え方。
ワンピース世界においても暦が存在し、これまでに「天暦」と「海円暦」が登場している。
天暦

天暦はルフィ達の生きる現在から何千年も前に用いられていた暦で、4000年の歴史を持つアラバスタの歴史についてロビンが話した時などに登場している。
「天暦」はおそらく太陽暦のような「天体の公転周期」を基にした暦で、太古に用いられた。
海円暦
海円暦は現在用いられている暦で、ノーランドがかつてジャヤにあった〝黄金郷〟に辿り着いた400年前が海円暦1122年であることから、ルフィ達は海円暦1520年頃を生きていることになる。

暦が変わる理由には、キリスト誕生のような何らかの歴史的な出来事が関係している。
海円暦への改暦は、おそらく〝月の人〟の「青色の星」来訪が原因だろう。
宇宙に行く技術を持たない「青色の星」の人々が自分達の住む星を円(正確には球)と認識する事は不可能であり、これができたのは宇宙からやってきた人々だけである。
400年前の地上には〝月の人〟と同じ翼を持ったシャンディアが存在しており、彼らの故郷「シャンドラ」が栄えたのは1100年以上前のことである。

ワンピース世界における暦の重要性
ワンピースにおける暦が重要である理由は、
ワンピース世界の歴史が現実世界の歴史とある程度の相関しているからである。
例えば、〝大海賊時代〟の幕開けから20年ほど経った海円暦1500年代は、現実世界でいう〝海賊の黄金期〟西暦1650~1730年頃をモデルにしている。
さらに、〝空白の100年〟が始まった900年前の〝Dの一族〟や石工職人「光月家」が関わる「巨大な王国」の滅亡は、およそ800年前の「テンプル騎士団」の解体(西暦1300年)をモデルにしている。
このように、暦の重要性はワンピースを読み解く上で必須の知識といえる。
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