【ワンピース考察】「アヌンナキ」とワンピース

ワンピース研究・考察
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アヌンナキ

 アヌンナキとは、古代シュメール、バビロニアなどにおける一群の神々の名称である。

 天空の神アヌと大地の女神キの子孫で、人間の運命を司ったとされる。

 シュメール人はメソポタミア南部に世界最古の古代文明を築いた民族として知られる。しかし、彼らがいつ、どこから、どのようにやってきたのかは不明で、一般に「シュメール問題」とよばれる。

人類を創造した宇宙人

 この「シュメール問題」を出発点として、アヌンナキは都市伝説の中で語られることも多い。

 一説には、彼らは太陽系の惑星ニビルからやってきた宇宙人で、現代の地球人をも超える高度な文明と科学技術を有していたとするものまである。

 彼らの地球来訪の目的はニビルで不足していた「黄金」を手に入れることで、その労働力として遺伝子操作によって人類を創ったという。

 宇宙人の来訪・黄金・遺伝子操作と聞けば、ワンピースとの関連を疑う人もいるだろう。

 青色の星には900年前に滅んだ高度な科学技術を持つ「巨大な王国」があったとされ、これらが「アヌンナキ」にまつわる物語をモデルにしてる可能性がある。

〝月の人〟と「黄金」

月の古代壁画(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

 太古に生きた〝月の人〟は資源不足により「青色の星」を目指した。これはアヌンナキと重なる。

 そして黄金といえば、黄金都市シャンドラ「黄金の国」と呼ばれたワノ国の存在、さらには空島編では方舟マクシムの動力〝雷〟を伝導する物質として描かれてきた。

 短期集中表紙連載〝エネルのスペース大作戦〟では月の内部に存在する古代都市もまた、〝雷〟を動力としていることが判明している。

人類創造

 アヌンナキは遺伝子操作によって人間を作り出したとされるが、ワンピースでは「血統因子」と呼ばれる「生命の設計図」が登場している。

 血統因子の操作によるクローン技術は、「人類の500年先の科学力」を有するとされるDr.ベガパンクを始め、ジェルマ王国も到達している。

ジェルマの〝複製兵クローンへい〟(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

 900年前に存在した「巨大な王国」はベガパンクをも凌ぐほどの科学技術を有したとされる。

 「アヌンナキ」の伝説がモデルだとすれば、宇宙の科学技術を有した〝月の人〟と「黄金」にまつわる物語だけでなく、人類創造の謎までもが今後明かされていくことになるだろう。

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