ナミの出生
ナミは‟麦わらの一味”の航海士であり、正式な加入はアーロンパークにおける魚人との戦いの後であるものの、ルフィがゾロの次に出会った仲間である。
‟麦わらの一味”には出生が明かされていない人物が何人か在籍しているが、ナミもその1人である。
元々ナミは、育ての親であるベルメールが海兵として携わった戦争の最中に拾われた戦争孤児である。このときノジコも一緒に拾われているが、ノジコとナミは血のつながった兄弟ではない。

つまり、初期から登場し、航海士として‟麦わらの一味”を支えてきたナミは、出生はおろか、本名まで明かされていないということになる。
ナミの出生地に関しては「ヴィラ」という地域が可能性として挙げられるが、出生の秘密がここまで明かされていない何か深い理由があると考えられる。
ナミと‟海の人”
ナミの育ったココヤシ村は魚人によって支配されており、ナミは村を救うためにアーロン一味の航海士として働いていた。このことがナミと魚人を結びつける最初の手がかりである。
次に注目すべきはバラティエを出航したルフィとサンジたちがアーロンパークに向かう途中、「魚人」についてジョニーが説明する描写である。

ナミの可愛さから、「実はナミは人魚ではないか」と発言したサンジに対し、ルフィは自らが想像した‟魚人”を描いていた絵にナミの名前を付け足していた。
この描写はナミが魚人または人魚の血を引いているという伏線ではないだろうか。この場面では後に出生の秘密が明かされることになるサンジが言及しているという点も注目すべきだろう。
また、魚人島において古代兵器ポセイドンの力を持つ人魚姫「しらほし姫」に「ほっとする」と言われる描写があった。この描写に関してはナミが古代兵器の力を持つという可能性も考えられるが、もっと単純にナミに人魚や魚人の血が流れているという可能性も大いにあり得る。

しかし、「しらほし姫」だけがこのような発言をしていることを踏まえると、ナミが単に人魚や魚人の血を引いているというだけでは少し違和感があるかもしれない。
この問題はナミが数百年前にも実在した‟ポセイドン”の力を持つ人魚姫の血を引いているということであれば解決できる。
こう考えると、「しらほし姫」とナミが親族である可能性もあるため、発言に説明がつくといえる。
ナミの髪色がネプチューン王と酷似しているという視点もあるが、しらほしを見てもわかるように魚人や人魚の髪色には遺伝的な要素はあまりないと考えられるため、解釈が難しい。
さらに、ナミの夢が世界中を旅して海図を書くことであるという点やナミという名前が‟波”に由来しているという可能性もナミが海に住む魚人や人魚の血を引いていることを暗示しているのかもしれない。
ナミと‟月の人”
ナミと月の民との関連は、またもやサンジの発言に由来する。
スリラーバーク編にてアブサロムと結婚させられそうになったナミのウエディングドレス姿を見てサンジはナミのことを「天女」と言い表している。

また、ナミは空島編にてただ一人、月である‟限りない大地”についていくと発言した人物でもある。

この発言は後に撤回されているが、この描写を入れた理由がナミと月の関係にあるとも捉えられる。
そして極めつけは、ナミが理論だけでなく天候を肌で感じるという才能を持っていることである。このことが血筋によるものなのかは定かではないが、雷や風、雨などの天候を操り、「天」の力を使いこなしているナミが本当に「天女」である可能性は捨てがたい。
ナミがパーソロミュー・くまに飛ばされて2年間修業をした空島ウェザリアで、天候に関する技術を教わったハレダスという人物は実は空島ビルカの住人であるということが判明している。
さらに、SBSにてナミのイメージ国は「スウェーデン」であることが判明した。実はスウェーデンにはビルカというヴァイキングの遺跡があり、これも月の古代都市ビルカとの関係を示唆している。
ナミの血筋
ここまでの話を踏まえれば、ナミは‟月”にも‟海”にも何らかのつながりがあるといえる。
これが直接的にナミの血筋と関係していると断定できる要素にはなりえないものの、ナミの血筋が異種族の混血であると考えることで説明できる部分は多い。
ナミとミンク族の関係や魚人・人魚との関係を踏まえればこれからナミに関する秘密が明かされることは間違いないだろう。
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