ラフテル
偉大なる航路の最終地点であり、ワンピースにおいて重要な鍵を握っている最後の島ラフテルはどこにあるのだろうか。
厳密に言えば記録指針が示す島の最終地点は水先星島であり、航路上には存在していないようである。本来は水先星島に行きついて初めて、古代文字と歴史の本文の謎に気づく。
唯一偉大なる航路を制覇しラフテルに辿り着いたロジャーも、水先星島に行きついてからラフテルが別の場所にあることに気づき、冒険を大きくやり直している。
ロジャー海賊団のみが到達できた最後の島ラフテルはどこにあるのか、考察していきたいと思う。
「青色の星」上にあるか
単純に考えてラフテルが島として「青色の星」上にあるのならば、ロジャー海賊団以外の誰であっても簡単に見つけられそうなものである。
歴史の重大な情報があるのであれば世界政府はさっさと見つけて消してしまいたいだろうし、ラフテルがまだ存在するというならば「空白の100年」から800年もの間見つけられていないことになる。
ラフテルが「青色の星」上にある島である可能性は相当低いのではないかと感じている。
そう仮定すると、「陸」の可能性が否定されたことになり、残るは「海」・「空」である。
地下あるいは海底に存在する可能性
結論から言うと地下や海底にある可能性も低い。
理由はロード歴史の本文に関してイヌアラシが話していたセリフである。
4つのロードポーネグリフを地図上で結んだ中心にラフテルが浮かび上がるという表現は地下や海底にラフテルが存在するのであればあまり適切ではない。
四つのロードポーネグリフの位置を知った者が現れたときに地下や海底からラフテルが浮かび上がってくると言う解釈もできるが可能性としては低いだろう。
ラフテルは空にあるのか
これまでのように考えていくと消去法的にラフテルが「空」にあるという可能性が今のところ適当である。
ところで空にあると仮定して考察していくとオハラのクローバー博士がかつて存在した巨大な王国について話していたときの王国が雲のようなものに覆われていることを思い出す。
その王国はイヌアラシが話していたときのラフテルと少し似ているようである。そのときのラフテルも雲のような靄がかかっていた。
もしかするとラフテルはかつて巨大な王国が存在した島であり、今も空を漂っているのかもしれない。巨大な王国についてクローバー博士は「今はもう跡形もない」と言っているが、かつては地上にあった島なのだろうか。
なぜ空にあるのか
仮にラフテルが空にあるとすると、なぜ空にあるのかが最大の焦点になってくる。
ラフテルが元々空島なのであれば説明は要らないが、元々地上にあった島だとするとどうやって島を空に浮かべたのだろうか。
地上の島が空島になった事象は現在のところ突き上げる海流によって空に飛ばされたジャヤの片割れである黄金都市シャンドラが想起されるが、この可能性はあまり高くないだろう。
万が一、人為的に突き上げる海流を生み出すことができたならあり得るのかもしれないが、島全てを都合よく空に運ぶことは困難である。
最も簡単なのがフワフワの実の能力などを用いて島を空に浮かべることのである。カイドウのウオウオの実の青龍の力でも鬼ヶ島を浮かしており、不可能ではなさそうだ。
ラフテルに関する情報の核はおそらく物語の終盤まで明かされないが、様々な視点でラフテルはどこにあるのか、どのような島なのかを考察することでワンピース世界に潜む大きな謎に迫ることができるかもしれない。
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