【ワンピース考察】〝反逆竜〟モンキー・D・ドラゴンはかつて海兵だった?

ONE PIECE
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〝反逆竜〟

 ルフィの父モンキー・D・ドラゴンは「革命軍」の総司令官として活動する世界的大犯罪者である。

 彼の異名〝反逆竜〟は、「世界政府」に牙を向く「革命軍」のボスとしてではなく、「海軍」を裏切った元海兵としてつけられたものという可能性がある。

ガープ

 ドラゴンが海兵だった根拠としてまず挙げられるのは、父ガープの存在である。ゴア王国で育った彼にとって、世界を変えるために最初に思い浮かんだ組織はガープの所属する「海軍」だろう。

 「革命軍」を創設する直前に「自勇軍」という組織に所属していたことから、戦争を嫌う彼が自らの進む道を模索していたことが覗える。

 「海軍」では世界は変えられないと感じた彼は、「海軍」を辞めたのだと考えられる。ガープもまた、〝天竜人〟の支配する世界に抗うドラゴンの行動に理解を示しているだろう。

 彼が「海軍」・「自勇軍」・「革命軍」と、いくつかの組織を渡り歩いていたとすれば、彼が初登場した第100話の台詞にも意味が出てくる。

革命家ドラゴン(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

 彼は彼なりのやり方で世界を変えようと決意し「革命軍」を創設した。

海軍と十二支

 海兵の中には、十二支にまつわる動物が異名に用いられている人物が登場している。

 日本における十二支は、うしとらたつうまひつじさるとりいぬで、12の動物を表す。

 最初に登場したのは大将〝赤犬〟・〝青雉〟・〝黄猿〟で、現在大将として新たに加わった〝藤虎〟・〝緑牛〟もまた、十二支に由来のある登場する人物である。

 他にも十二支に由来する異名を持つ海兵が何人か登場しており、登場していない十二支の1つがドラゴン、つまり竜を表す「辰」なのである。

〝赤犬〟と〝反逆竜〟

ドラゴンの息子
(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

 現在の海軍元帥を務める〝赤犬〟は、海軍の英雄「ガープの孫」であるルフィの事を「ドラゴンの息子」と表現している。

 何気ない発言かもしれないが、これに〝赤犬〟とドラゴンの因縁が示唆されている可能性がある。

 実は、十二支を円環状に並べた時、いぬ」の対局の方角に位置するのが「辰」なのだ。

 両者は同い年で、かつて海兵として共に成長した同士だとすれば〝赤犬〟の発言の真意が分かる。

 別々の道に進んだ「海軍」トップ〝赤犬〟と「革命軍」トップ〝反逆竜〟ドラゴンが対峙する日が、いずれ訪れるのかもしれない。

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