ゴール・D・ロジャー
前人未到の〝偉大なる航路〟制覇を成し遂げた〝海賊王〟ゴール・D・ロジャーは〝不治の病〟にかかり海軍に自首をした。
ロジャーの公開処刑は彼が生まれた〝東の海〟にある町「ローグタウン」で行われ、その死の間際、ロジャーは不敵に笑い、最期の命の灯を〝大海賊時代〟という業火に変えた。
ロジャーの処刑から22年後のローグタウン、その場所に今もなお残るローグタウンの処刑台から、遥か未来に語り継がれる伝説が幕を開けることになる。
モンキー・D・ルフィ
第100話〝ルフィが死んだ〟にて、ルフィはローグタウンの死刑台でバギーに処刑されそうになる。
死を前にしたルフィは、22年前のロジャーと同じように笑った。ルフィ処刑の瞬間、天から落ちた雷はバギーと処刑台に直撃し、ルフィは死を免れた。
処刑を目の当たりにした海軍大佐スモーカーは、ルフィ拿捕のため〝偉大なる航路〟突入を決意する。かくして伝説は始まったのだった。
ハグワール・D・サウロ
〝D〟の名を持つ巨人ハグワール・D・サウロは海軍中将を務める海兵だったが、〝空白の100年〟の研究を禁じる「政府」の過剰な正義に不信感を抱き、ニコ・オルビアとともに護送船から逃走する。
偶然にも考古学者の島オハラに辿り着いたサウロは、当時8歳にして考古学の博士号を取得し、「古代文字」の解読ができたオルビアの娘ロビンと出会う。
オハラの学者達を見せしめにするため、「政府」はオハラに向けてバスターコールを開始した。
サウロはロビンを逃がそうと元同僚で親友でもあったクザン(後の大将〝青雉〟)と対峙するが、氷漬けにされてしまう。
ポートガス・D・エース
〝海賊王〟の息子にして〝白ひげ海賊団〟2番隊隊長を務めたポートガス・D・エースは、船で「仲間殺し」を行った〝黒ひげ〟を追うも、「バナロ島の決戦」にて敗北する。
エースの公開処刑を阻止するため〝白ひげ海賊団〟およびルフィ率いるインペルダウンの囚人達が決戦の地「海軍本部」に集結するが、エースはルフィを庇って〝赤犬〟に胸を貫かれ死んでしまう。
「生まれてきてもよかったのか」、その問いの答えをくれた仲間とルフィに感謝を伝えたエースは、笑顔で最期を迎えた。
光月おでん
〝白ひげ海賊団〟と〝ロジャー海賊団〟に所属した伝説の侍光月おでんもまた、笑顔で最期を迎えた人物の1人である。
おでんは〝D〟の名を持たないものの、〝歴史の本文〟に歴史を刻んだ石工の家系「光月家」の子孫である。
世界の海を航海し、ワノ国に帰還したおでんが目にしたのは〝百獣海賊団〟の総督カイドウを後ろ盾に国を支配する黒炭オロチの姿だった。
オロチを倒すため城に突入したおでんであったが、黒炭せみ丸の〝バリバリ〟の妖術によって、刀がオロチに届くことはなかった。
「釜茹での刑」となったおでんは1時間の刑罰を耐え抜いた末に、〝赤鞘九人男〟を未来に託し壮絶な最期を遂げた。
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