【日本文学とワンピース】『桃太郎』

文学

『桃太郎』

 『桃太郎』は江戸時代から語り継がれる日本五大御伽噺おとぎばなしの1つで、明治以降は絵本や読み物として親しまれてきた日本を代表する昔話の1つです。

 昔々、あるところにお爺さんとお婆さんがいました。
 ある日、お爺さんは山へ芝刈りに、お婆さんは川へ洗濯に行くと、お婆さんが川上から流れてくる大きな桃を発見します。
 家に持ち帰って割ってみると、中から元気な赤ん坊が生まれました。子どもがいなかった二人はたいそう喜び、その子に「桃太郎」と名づけました。

やがて立派に成長した桃太郎は、鬼退治のため鬼ヶ島へ向かいます。道中、きびだんごを分け与えて犬・猿・雉を仲間にしました。

 桃太郎は鬼たちを退治して宝物を取り返し、村へ帰ります。お爺さんとお婆さん、村人たちは大喜びし、皆幸せに暮らしました。

三大将

三大将(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

 マリンフォード頂上戦争以前の海軍本部「三大将」〝赤犬〟〝青雉〟〝黄猿〟の3名には、桃太郎と共に鬼ヶ島に向かった3匹の動物の名が含まれています。

 当時、「大将」のさらに上位の地位にあたる「元帥」には、センゴクという〝ヒトヒトの実〟モデル〝大仏〟の能力者が就いており、桃太郎との関連は描かれませんでした。

ワノ国の「鬼退治」

 ワノ国編、ワノ国に上陸したルフィは、〝キビキビの実〟の能力者・お玉と遭遇します。彼女はほっぺから取り出した「きびだんご」で「狛犬こまいぬ」と「狒々ひひ」を手なずけます。

お玉のきびだんご(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

 当時のワノ国は黒住オロチと〝百獣のカイドウ〟率いる〝百獣海賊団〟に支配されており、川は汚染され、国民は十分な食料も確保できない有り様でした。

ナンバーズ(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

 パンクハザード編から〝麦わらの一味〟と行動を共にしていた綿えもんは、鬼の住む〝鬼ヶ島〟への「討入り」を計画します。

 彼らは「忍者海賊侍ミンク同盟」を結成、ワノ国「将軍家」の末裔・光月モモの助を〝大将〟とし、〝鬼ヶ島〟で行われる〝火祭り〟当日に「鬼退治」を決行するのでした。

 カイドウを倒すため結成された同盟には桃太郎の家来となった犬・猿・雉に関連する人物達が多く含まれています。

 「猿」は「モンキー」の姓を持ち、海賊を率いたモンキー・D・ルフィでしょう。

 「犬」はミンク族を率いたイヌアラシと、〝イヌイヌの実〟モデル〝大口真神おおくちのまかみ〟の能力を持つヤマトです。

 「雉」は〝トリトリの実〟モデル不死鳥フェニックスの能力を持つマルコ、キジ科の鳥である「孔雀」の着物を身にまとっていた光月日和も挙げられます。

 ちなみに、お玉は〝動物ゾオン系〟人造悪魔の実「SMILE」の能力者をその〝キビキビ〟の能力で次々に味方につけ、〝鬼ヶ島〟で活躍します。

ビッグマムとカイドウ

 そして、〝鬼ヶ島〟への「討入り」を果たした彼らの前に立ちはだかったのは、「海賊同盟」を結んだ四皇の爺さんと婆さんでした。

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