【日本文学とワンピース】『花咲爺』

ONE PIECE
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『花咲爺』

 『花咲爺はなさかじじい』は日本の民話の1つ。拾われた不思議な犬をきっかけに心優しい老夫婦は幸福に、隣に住む欲深い夫婦は不幸になるお話。

 善人のお爺さんが犬に教えられ地面を掘れば小判が現れ、犬の墓に植えた木で作った臼を燃やして灰をまけば枯れ木にも花が咲いたという。

ドラム王国の『花咲爺』

Dr.ヒルルクとDr.くれは(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

 ドラム王国では心優しいが腕のない医者の爺さん腕はあるが病人から金をふんだくる医者の婆さんが登場した。彼らは心優しい老人と欲深い老人の両面を併せ持っている。

 ヤブ医者のヒルルクに拾われたトナカイのチョッパーはヒルルクから医者として最高の心を、くれはから最高の腕を受け継いだ。

医者として最高の心と腕(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

 ヒルルクはヤブ医者ではあったが、かつて大泥棒として生き、〝不治の病〟に冒されていた自身を救ったという美しい桜をドラム王国に咲かせようと30年もの間研究していた。

 海賊として海に出ることを決意したチョッパーの出航を見届けたのは冬島に咲く満開の桜だった。

〝ヒルルクの桜〟(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

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