『浦島太郎』
『浦島太郎』は、室町時代に成立した『御伽草子』に記された説話の1つ。現在は童話として日本で広く知られている。
一般的に知られる物語は、浦島太郎が浜辺で子供にいじめられていた亀を助ける場面から始まる。
亀を助けたお礼に竜宮城に連れられ歓待を受けた浦島は、去り際に乙姫から「決して開けないように」と玉手箱を渡された。
彼が帰郷すると、竜宮城で過ごした時間とは比べ物にならないほど長い年月が経過しており、見知った人は一人もいなくなっていた。
そして、「玉手箱」を開けてしまった浦島太郎は老人の姿になってしまった。
〝助けたサメに連れられて〟

第612話〝助けたサメに連れられて〟では、〝麦わらの一味〟が人魚姫の愛鮫メガロを助けたお礼として竜宮城へ招かれる。
リュウグウ王国ネプチューン王の妻はオトヒメという人物で、王国には「玉手箱」という国宝が存在していた。

「玉手箱」にはE・Sと呼ばれる丸薬が入っており、これは一時の驚異的な強さを得る代償として、急激に老化するという代物だった。

ワノ国の「浦島」
日本がモデルとなったワノ国でも、『浦島太郎』との対応がみられる。
〝花の都〟には「浦島」という名の横綱が登場した。実は、浦島太郎という四股名を持つ力士は、かつて本当に実在していたようで、これが由来となったと考えられる。

また、海岸でいじめられていたイヌアラシとネコマムシを光月おでんが救ったという過去回想は、海岸で亀を助けた浦島太郎と重なる。

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