イム様とアラバスタ
イム様とアラバスタの関係は、イム様が「アラバスタ王女ネフェルタリ・ビビの写真を眺めていたこと」に由来する。
この描写から導かれる1つの仮説として、イム様は〝オペオペの実〟の「不老手術」を受けた〝空白の100年〟の人物で、アラバスタ王国の元国王という可能性が考えられる。
アラバスタ王女
仮説の根拠として、イム様と『エジプト神話』の神メジェドの関係性を知る必要がある。
この共通点はイム様と古代エジプトをモデルとした「アラバスタ王国」の関係性を強める根拠となるだろう。
また、アラバスタ編ではビビとその母ティティの容姿が酷似していることについて言及されている。
つまり、かつてのネフェルタリ家の女性もまたビビに酷似しており、イム様は〝空白の100年〟に生きたネフェルタリ家の女性をビビと重ね合わせているのかもしれない。
アラバスタ王
ネフェルタリ家の大きな謎の1つは、現国王ネフェルタリ・コブラが「第12代」国王という点だ。
アラバスタ王宮は4000年もの歴史を持っており、コブラが12代ならば初代ネフェルタリ王以前には別の王族が存在したことになる。
年齢に関する何らかの秘密でもない限り、初代ネフェルタリ王は〝空白の100年〟もしくはそれ以降に即位した可能性が高い。
しかし、五老星はあくまでネフェルタリ家を「聖地マリージョアへの移住を拒否した裏切り者」としており、少なくとも800年前にはネフェルタリ家がアラバスタの王族だった。
したがって、初代ネフェルタリ王は〝空白の100年〟に即位した可能性が高い。
イム様とネフェルタリ家
1つの仮説だが、〝空白の100年〟のアラバスタ最後の王がイム様で、ネフェルタリ家の女性と婚約関係だとすれば、その女性は王妃となることができる。
王であるイム様がマリージョアに移住すれば、次の王はイム様と王妃の子か、その他のイム様の血縁者、もしくはネフェルタリ家の誰かということになるだろう。
イム様だけが聖地マリージョアに移住し、王妃とその家族がそれを拒否したとなれば、ネフェルタリ家が裏切り者で、ネフェルタリ家12代という謎には一定の説明がつく。
そうすれば、アラバスタ王国はイム様の故郷となり、移住を拒否したネフェルタリ家が滅ぼされないことにも、アラバスタが「世界政府」加盟国で「世界会議」への参加できることにも納得できる。
この説が正しければ、イムは、後に「世界政府」を作り上げた20の王のうちの1人という事になる。
コメント