ローとロビン
〝麦わらの一味〟の考古学者ニコ・ロビンと〝ハートの海賊団〟船長トラファルガー・ローにはいくつかの共通点がある。
ロビンとローはそれぞれ「考古学」と「医学」に精通し、〝ハナハナの実〟と〝オペオペの実〟の能力者である(いずれも超人系)。
オハラとフレバンス
彼らはオハラとフレバンスという自らの生まれた故郷を幼少期に失っている。
ロビンの故郷オハラは「世界政府」が禁じる古代文字の解読と〝空白の100年〟研究を行ったために、バスターコールにより滅ぼされた。
ローの故郷フレバンスは白く美しい白珀がもたらす産業で発展していたが、「政府」が隠蔽する「白珀病」の存在が明るみになったことで周辺国に隔離され滅亡した。
彼らの故郷の滅亡にはいずれも「政府」が関係している。
家族と恩人
故郷の滅亡と共にロビンは母オルビア、ローは両親と妹のラミという愛する家族を失った。さらに2人は自らの命の恩人をも失っている。
ロビンはハグワール・D・サウロという〝D〟の名を持つ巨人のおかげでバスターコールから生き延びたが、サウロはクザン(後の大将〝青雉〟)によって氷漬けにされてしまう。
また、ロビンの考古学の師クローバー博士も「政府」の役人に銃殺された。
ローはドンキホーテ・ロシナンテのおかげで〝オペオペの実〟を手にし「白珀病」から生き延びた。ロシナンテは〝ドンキホーテファミリー〟を裏切ったために、兄のドフラミンゴに銃殺されてしまう。
ロビンとローはそれぞれ、サウロとロシナンテという恩人によって生かされた。ここでも「世界政府」や「海軍」の関わりがある。
クロコダイルとドフラミンゴ
また、2人はいずれも〝七武海〟の下で過ごした時期がある。
古代文字を解読できるロビンは、古代兵器プルトンを狙ってアラバスタ王国に理想国家の建国を目論むクロコダイルの右腕ミス・オールサンデーとして活動していた。
一方で、ローは〝ドンキホーテファミリー〟の一員としてドフラミンゴの元で活動した。
クロコダイルとドフラミンゴはいずれも国王と国民を欺いて王座を奪い取ろうとした過去を持ち、彼らの率いた「バロックワークス」と〝ドンキホーテファミリー〟もまた多くの共通点を持つ。
夢
〝空白の100年〟の謎を解き明かしたいというロビンの夢と同じように、ローもまた〝D〟の辿る数奇な運命の意味を知りたいと感じている。
ローはロビンにのみ自らの「隠し名」と「忌み名」を明かしており、境遇を知り共通点の多い彼らの間には信頼関係が気付かれているようだ。
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