ジョイボーイ
ジョイボーイは〝空白の100年〟に生き、当時の魚人島の人魚姫に謝罪文を送った人物である。

「ジョイボーイ」は〝太陽の神ニカ〟の能力を覚醒させた人物の呼称とも考えられているが、象主は〝空白の100年〟を共に戦ったジョイボーイと同じ〝解放のドラム〟を鳴らしたルフィを「ジョイボーイ」と呼んだと考えられる。
作中においても「ジョイボーイ」は〝空白の100年〟に生きた人物のことを指す場合が多い。
巨大な麦わら帽子

聖地マリージョアには巨大な〝麦わら帽子〟が保存されている。この帽子を被れる人物は言うまでもなく巨人であり、巨人族もしくは古代巨人族の可能性が高い。
〝麦わら帽子〟といえば、ロジャーやシャンクス、そしてルフィに受け継がれてきた重要なアイテムである。
〝麦わら帽子〟がなぜマリージョアにあるのかはわからないが、この巨大な〝麦わら帽子〟の所有者こそがジョイボーイだったのではないだろうか。
根拠として、まず〝麦わら帽子〟の継承者は〝空白の100年〟から続く意志を継いでいるということが挙げられる。ジョイボーイはルフィやロジャーと同じ理想を持っていた可能性は非常に高い。
また、現代に生きる古代巨人族リトルオーズJr.には帽子に関するエピソードがある。

編笠は太陽の日差しから身を守るという点において〝麦わら帽子〟と同じ役割を持っており、「古代巨人族」と〝麦わら帽子〟の関係性を暗示していると考えられる。
同じく帽子を被り、〝D〟の名を持つエースが渡したことも興味深い。
巨大な王国
これまで作中に描かれた「古代巨人族」はオーズとリトルオーズJr.の2人であるが、オーズは500年前に伝説の「国引き」を行った人物であり、現存しているのは今のところリトルオーズJr.だけである。
現代にも他の「古代巨人族」は存在していると考えられるが、おそらくその個体数は少ない。その名からもわかるように、彼らの時代はオーズの生きた500年前よりもっと昔のことだろう。
彼らの個体数を激減させた理由の1つと考えられるのが、ジョイボーイの生きた〝空白の100年〟以前の戦争で滅んだ可能性である。
後に「世界政府」を創り上げた「連合国」に敗れた相手を「巨大な王国」と表現することからも、この国には巨大な人間が住んでいたと考えられる。

古代巨人族と巨人族
これまで「古代巨人族」と「巨人族」の関係性については明かされていないが、「巨人族」は「古代巨人族」が進化や混血の過程で一部の特徴を残し繫栄した姿の可能性がある。
巨人国「エルバフ」の名がリトルガーデンから登場しているにも関わらず、未だ描かれないのは、「巨人族」こそが〝空白の100年〟の重要人物であり、物語の鍵を握っているからかもしれない。
「政府」が行う人間の「巨大化実験」は、「連合国」時代に強大な敵として立ちはだかった〝古代巨人族〟の脅威を味方につけようとしているからともいえる。
エニエス・ロビー編でルフィは〝ギア3〟の骨風船を利用した「巨人族の腕」を繰り出しており、エニエス・ロビーには元巨兵海賊団のオイモとカーシーというエルバフの巨人が登場している。

この技は「象銃」として現在も用いられており、この技が象主を連想させることからも、〝D〟と巨人、ルフィとジョイボーイの関係を示唆していると考えられる。
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