【ワンピース考察】〝ジョイボーイ〟は〝古代巨人族〟である

〝空白の100年〟
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ジョイボーイ

 〝ジョイボーイ〟とは、およそ900年前に始まる〝空白の100年〟に生きた人物で、ルフィと同様〝太陽の神ニカ〟の能力覚醒者である。

魚人島の謝罪文(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

 〝ニカ〟とは、太古の昔に奴隷達が自らを救ってくれると信じた〝神〟の名である。〝空白の100年〟に「巨大な王国」を率いた〝ジョイボーイ〟とはいったいどんな人物だったのだろうか。

巨大な麦わら帽子

マリージョアの〝麦わら帽子〟

 〝聖地マリージョア〟には、〝巨大な麦わら帽子〟が保存されている。この帽子を被れる人物は巨人ほどの大きさであり、〝巨人族〟もしくは〝古代巨人族〟の可能性が高い。

 〝麦わら帽子〟といえば、ロジャーからシャンクス、そしてルフィに受け継がれてきた物語の中で最も重要なものの1つである。

 敵対関係にあるはずの〝天竜人〟の地に、なぜ〝麦わら帽子〟が存在するのかは不明だ。この〝麦わら帽子〟の所有者こそが〝ジョイボーイ〟なのではないだろうか。

オーズと笠(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

 現代に生きる〝古代巨人族〟リトルオーズJr. には、「笠」に関するエピソードがある。

 エースが彼に渡した編笠は太陽の日差しから身を守るという点において〝麦わら帽子〟と同じ役割を持っている。

 これは〝古代巨人族〟と〝麦わら帽子〟の関係性の暗示と考えられ、〝ジョイボーイ〟の遺した〝空白の100年〟から続く〝意志〟は〝麦わら帽子〟を通して脈々と受け継がれている。

 エースの義弟であり、この帽子を受け継いだ〝D〟の名を持つ〝麦わらのルフィ〟こそが、世界を〝夜明け〟に導く長い歴史の〝アンカー〟であることは間違いない。

ルフィの服に描かれる「ANCHOR(⚓)の文字」(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

巨大な人魚姫

 〝ジョイボーイ〟が当時の人魚姫に対して送ったという「謝罪文」が記された〝歴史の本文ポーネグリフ〟は今も魚人島に存在している。

 この島には数百年に一度、海王類を従える古代兵器〝ポセイドン〟の力を持つ人魚が生まれる。〝ジョイボーイ〟が謝罪文を送った人魚姫もまたその力を持っていたと考えられる。

 そして、〝ジョイボーイ〟の意志を継ぐルフィと同じ時代を生きる人魚姫しらほしもまた、〝ポセイドン〟の力を有している。

 彼女の特徴はとにかく大きいことだ。ビッグキスの人魚であることも理由の1つだが、〝ポセイドン〟の力を持った人魚姫は歴史的に大きかったのではないだろうか。

 海王類の語る800年前に生きた「2人の王」は、どちらも〝巨人〟だったのかもしれない。

巨大な王国

巨大な王国(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

 〝空白の100年〟はある〝巨大な王国〟とそれに敵対した「連合国」との戦いの歴史でもある。

  後に〝世界政府〟を創り上げる「連合国」に敗れた〝巨大な王国〟には、巨大な人間・・・・・が住んでいたのではないだろうか。

世界最大の頭脳(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

 実際に、「世界最大の頭脳を持つ」といわれたDr. ベガパンクもまた、〝ノミノミの実〟の能力により、その言葉の通り「最大の頭脳」を持っていた。

巨人族

これまで作中に描かれた〝古代巨人族〟はオーズとリトルオーズJr.の2人のみである。

 巨人の個体数が激減した理由の1つは、〝空白の100年〟における敗北ではないだろうか。

 〝巨人族〟は〝古代巨人族〟が混血の過程で一部の身体的特徴が淘汰された姿であり、〝巨人〟の血もまた、一部の純粋な巨人を除いて薄まっている。

  巨人国「エルバフ」の名が物語初期のリトルガーデンから登場しているにも関わらず、未だ描かれないのは、〝巨人族〟こそが〝空白の100年〟の鍵を握っているからに違いない。

 何百年も前から政府が行ってきた人の「巨大化実験」は、「連合国」時代に強大な敵として立ちはだかった〝巨人〟の脅威が理由かもしれない。背景には〝古代巨人族〟が描かれている。

巨大化研究(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

 また、ルフィはリトルガーデンでドリーとブロギー、エニエス・ロビー編でオイモとカーシーというかつて〝巨兵海賊団〟として活動していたエルバフの巨人と関わっている。

巨人族の腕(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

 さらにエニエスロビー編では〝ギア3〟の骨風船を利用した「巨人族の腕」を繰り出した。

 この技は象銃エレファントガンとして現在も用いられており、〝D〟の名を持つ巨人と共に戦った〝象〟の姿を示唆しているのかもしれない。

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