【ワンピース考察】オールブルーはどのようにして形成されるのか

地理

オールブルーとは

 オールブルーとは、ワンピース世界に存在する4つの分断された海のすべての魚が住む伝説の海のことであり、オールブルーを見つけることはサンジの夢である。

 「青色の星」の海は、赤い土の大陸レッドライン凪の海カームベルトおよび偉大なる航路グランドラインによって4つに分けられてしまっており、それぞれの海で人も魚も土地も独自に発展を続けている。

 「オールブルーはかつて存在していたのか」、「オールブルーはどのように形成されるのか」は、ワンピースにおける重要な謎の1つであり、もし、今の海が本来の姿でないとするならば、何らかの大きな自然現象、人為的な策略などの可能性が考えられる。

 今回はこの「オールブルー」に関しての謎について追ってみたい。

伝説

 ワンピース世界の様々な伝説を追う上で注目しておきたい考えは、「伝説」というものは、

ある時、特定の場所において起きたと信じられ語り伝えられてきた話。

デジタル大辞泉(Weblio辞書) ※一部抜粋

であるということだ。

 つまり、実際にその話の下になる現象や存在が過去にあった、もしくは、可能性や類似した何かがあったことは間違いないのである。

 オールブルーに関しても、実際に過去に存在していたか、そうなる方法が発見されたということが考えられるのだ。

 仮にオールブルーが昔存在していたとすると、偉大なる航路グランドライン赤い土の大陸レッドラインがかつては存在していなかったともいえる。

 そうなると、この世界を創造した誰かがいるということになってきてしまう。

 だが、単純に4つの海が1つになることを夢見ている人が作り出した作り話の可能性も否定はできない。そうなればオールブルーは過去には存在していなかったことになり、オールブルーの存在に付随する様々な説も打ち砕かれるだろう。

 もしそうだとしても、これからの未来に「オールブルー」が世界に誕生する可能性は極めて高い。

 ここからはオールブルーの形成要因や方法、人為的に作られるのであれば誰がカギになるのか考えていく。

オールブルーはどのようにして形成されるか

 麦わらの一味全員の夢が全て叶うとしたら、サンジの「オールブルー」の夢ももちろん達成されることになるだろう。

 現在の「青色の星」にオールブルーが存在する可能性は低いため、何らかの要因によってオールブルーを形成する必要がある。

 リヴァース・マウンテンには4つの海全てが流入して偉大なる航路グランドラインに注ぎ込んでいるが、オールブルーではないようである(おそらく4つの海に存在する魚は運び込まれていないから)。

リヴァースマウンテンの海流(ONE PIECE 尾田栄一郎/集英社)

 だが、簡単に言えばリヴァース・マウンテンのように4つの海から海流を注ぎ込めばオールブルーは完成する。

 それには凪の海カームベルトおよび偉大なる航路グランドライン赤い土の大陸レッドラインの破壊が必要不可欠になる。

 とんでもない天変地異によってそれが達成される可能性もあるが、これほど人智を超えた能力者が多く存在する世界であれば、人による「オールブルー」形成の可能性の方が高い。

 実は聖地マリージョアの存在する赤い土の大陸の真下には魚人島が存在しており、赤い土の大陸の破壊することは魚人島の破壊にも直結しかねない。

 つまり、赤い土の破壊は方舟ノアにより、魚人島の民をタイヨウの下に送り届けた後だといえるだろう。

魚人島の崩壊に関して言えば、マダム・シャーリーの予言が思い出される。

マダム・シャーリーの予言(ONE PIECE 尾田栄一郎/集英社)

 この予言の言葉をそのまま理解すれば、赤い土の大陸レッドラインを破壊するのはルフィだろう。

 だが、マリージョア周辺の一部分の破壊なら何とかルフィ1人でもできそうだが、赤い土の大陸レッドラインをすべて破壊するとしたらとてもできそうにない。

 それでは何を用いるのか。

 可能性としては「古代兵器プルトン」が挙げられる。

 空島でエネルと戦っていたルフィの言葉、

「何1つ救わねェ神がどこにいるんだ!」

32巻298話(ONE PIECE 尾田栄一郎/集英社)

 神の名を持つ古代兵器にもこの言葉が当てはまるとすれば、島1つを跡形もなく消し飛ばすことのできる「プルトン」も何らかの「救済」に用いられる可能性が高い。

 分断された世界を1つにまとめ、古来から奪い合ってきた赤い土の大陸レッドラインを無くすことは人類にとっての救済ともいえるだろう。

 ルフィと古代兵器プルトンが赤い土の大陸レッドラインの破壊のカギとなる可能性は頭の片隅に入れておいてもいいかもしれない。

 一方、偉大なる航路グランドライン凪の海カームベルトの破壊は、おそらく海王類を従える「ポセイドン」の能力さえあれば解決する。

 凪の海カームベルトがどのような性質なのかを理解しないことにはあまり具体的な言及はできないが、凪の海カームベルト偉大なる航路グランドラインに関してはただの海であるため、海王類を自由に泳がせるだけで解決するのではないかと考えている。

 しかし、海王類が4つの海をほかの魚たちが自由に行き来できない理由だったとしたら、海王類の解放は海の生態系を破壊しかねないかもしれないが、海王類は知能も高く、ポセイドンの力もあるのでそのあたりはなんとかなるだろう。

まとめ

 オールブルーがかつて存在していた可能性とオールブルー形成の方法について言及してきた。

 オールブルー形成についてはとりあえず一定の解答を得ることができたが、過去にオールブルーが存在していた可能性についてはまだ情報が不足している。

 先述したように過去のオールブルーの存在の証明は、それに付随する様々なワンピース世界の謎に大きな意味を持ってくるため、できるだけ早い解決が望まれる。

 

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