【ワンピース考察】〝D〟は「歴史の彼方に消えた種族」?〝神〟と敵対した種族について考える

ONE PIECE
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〝神の天敵〟

 ある土地では〝Dの一族〟は〝神の天敵〟と呼ばれる。

〝神〟=〝天竜人〟?(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

 コラソンの発言から推察するに、ここで言う〝神〟は〝天竜人〟ではない可能性がある。〝天竜人〟以外に〝神〟と呼ばれる存在として考えられるものの1つは〝ルナーリア族〟だ。

〝D〟の正体

 〝赤い土の大陸レッドライン〟の上に「神の国」があった時代、〝ルナーリア族〟に敵対した者達こそが〝D〟ではないだろうか。

 仮に〝D〟が〝ルナーリア族〟の天敵だとすれば〝D〟とは何らかの種族の可能性がある。

 「あらゆる環境で生き残れる種族」〝ルナーリア族〟に対抗できる人間は僅かだったはずだ。そのような〝神〟に敵対するには、別の種族がいたと考えるのが自然かもしれない。

歴史の彼方に消えた種族(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

 ビッグマムが〝ルナーリア族〟のキングにこんな発言をしていることも理由の1つだ。因縁ある種族だからこそ、キングと「歴史の彼方に消えた種族」を同じ場面で描いたのかもしれない。

悪魔

悪魔王サタン(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

 ユダヤ教・キリスト教において〝神〟に敵対する存在は〝悪魔〟とされる。

 〝悪魔〟は本来〝神〟の使いとして創造された〝天使〟であり、神に反逆して天使の軍団と戦い、敗北して天界から堕とされた。つまり〝悪魔〟は〝堕天使〟と同一とされる。

 〝悪魔〟を意味する「Devil, Demon」は〝D〟から始まる言葉だが、おそらく〝D〟はそのような直接的に〝悪魔〟を表現する言葉ではない。〝D〟はこの種族の名の頭文字かもしれない。

 〝悪魔の実〟もまた、『旧約聖書』において神の教えに背きアダムとイブが食べた「果実」がモデルとなっている。

ヘビと果実(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

 この時イブを唆した蛇を〝悪魔の化身〟とする説がある。ちなみに悪魔を意味する「サタン」という言葉はヘブライ語で「敵対する者」を意味する。

海の悪魔の化身(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

〝D〟の滅亡

 ここまでの仮説が正しければ〝神〟に敵対した〝D〟の種族は既に滅んでいる可能性が高い。

 なぜなら現在〝Dの意志〟を継ぐ者達はただの人間で、共通点は名に〝D〟があるだけだからである。つまり〝神〟に敵対できる力を持った〝D〟の種族は何かによって滅ぼされた。

 そして〝ルナーリア族〟もまた、何者かに滅ぼされた。

 長い時を経て〝D〟の思想と意志を継ぐ者達は、赤い壁の上に住み新たな〝神〟となった〝天竜人〟に戦いを挑んでいくことになる。

怪物〝ディー〟(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

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