【ワンピース考察】ワンピース 第120巻で終了!?今後の展開予想と物語の「終わり」とは――。

ワンピース研究・考察
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ワンピースの最終巻

 ワンピースは累計発行部数4億9000万部(2019年7月時点)を誇る日本を代表する漫画の1つだ。

 作者である尾田栄一郎氏によれば「ワンピースは終盤」であり、「あと5年(2019年時点)で終了する」と発言したことでも話題となった。

 厳密には「ルフィの冒険の一番面白い部分、ONE PIECEって何なの?の物語」が完結するということらしく、「ルフィの夢の果て」や「世界のその後」などを描く物語は5年後も続くかもしれない。

 ワンピースは節目の話数や巻数などに重要なシーンを持ってくることが多い漫画である。

 代表的なものとして、第100話では海賊王が処刑された町ローグタウンを出航し、偉大なる航路グランドラインに突入する麦わらの一味がそれぞれの「夢」を語る姿が描かれたことや、第1000話で四皇カイドウとビッグマムと対峙する新世代キッド、ロー、ルフィの姿が描かれ、ルフィの「おれはモンキー・D・ルフィお前らを超えて……〝海賊王〟になる男だ!!!」という名乗り口上が最終コマになっている。

第100話 最終コマ(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

 また、東の海イーストブルーから偉大なる航路グランドラインの前半を描いた第1巻と第60巻の表紙も対応関係にある。

 ワンピースの構成を大別すると、「東の海イーストブルーから偉大なる航路グランドライン前半」を描いた第1巻から始まる物語と60巻から始まる「偉大なる航路グランドライン後半‟新世界”」での物語の2部構成になっており、これらを綺麗にまとめるとすれば、120巻が最終巻になる可能性は高い。

 ワンピースでは前半の海と後半の海の物語や島々は対応関係になっており、前半の海の終盤が「頂上戦争」だったように、後半の海の終盤には世界を巻き込む「巨大な戦い」が起こる。

巨大な戦い(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

 頂上戦争が50巻から始まったことを踏まえれば、最後の戦いはおおよそ110巻の前後から始まると予想できる。作者の発言通り、ワノ国を出航してすぐに最終戦争に向けた物語が始まることだろう。

 「空白の100年」の真相やルフィの夢の果て、これまでに出会ってきた人々のその後など最終回に向けての全てを描くとすれば110巻よりもさらに早い段階から戦争が始まる可能性が高い。

 ワンピースはその伏線と謎の多さから、終わりの見えないように感じられる部分もあるが、120巻で完結することになればこれからの物語のはこれまでと比較にならないほど濃密なものとなるだろう。

 週刊連載は月におよそ4回、ワンピースは休載があることを考慮すれば、約3〜4ヶ月に1巻のペースで進むことが予想される。

 現時点(2022年4月時点)で102巻が発売されることが決定しており、残りは18巻となるため、約5年から6年、どんなに長くても7年ほどで完結してしまうことになる。

今後の展開予想

 四皇と対峙している今、今後新世界で向かう先は「エルバフ」と「水先星ロードスター島」、そして最後の島「ラフテル」くらいだろう。ワノ国編終了後、最後の「巨大な戦い」が描かれることとなるため、これらが戦争の前後に描かれるだろう。

 ワンピースの真髄に迫る謎が次々と回収されていく中、読者にとっても物語が終わりに近づいていることを感じされられる。

 ワンピースがどのような終わりを見せるのか、読者としては楽しみであると同時に寂しさが込み上げてくる。

 これまで以上にワンピースと向き合い、〝くい〟なく終わりを迎えたい。

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