【宗教とワンピース】旧約聖書『創世記』とワンピース

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『創世記』

 『創世記』とはユダヤ教・キリスト教の聖典『旧約聖書』冒頭の書で、神の天地創造や楽園追放、ノアの洪水、バベルの塔などのよく知られた神話的伝承が記されている。

 ちなみに、「FILM RED」の主題歌「新時代」は「New Genesis」と訳されるが、「Genesis」という言葉には「創世記」という意味がある。

アダムとイブ

 アダムとイブは神が創った最初の人間。神の教えに背き「禁断の果実」を食べたために、「エデンの園」から追放された。これにより人間は生まれながらに罪を背負う。

 一方、〝悪魔の実〟を食べた人間は異次元の〝能力〟を得るという〝不自然〟の罰として、自然の母〝海〟に嫌われ、カナヅチになるという罰を背負う。

カインとアベル

 カインとアベルはアダムとイブの間に生まれた最初の子供であり、兄カインがアベルを殺すという人類最初の殺人事件が描かれる。

 〝天竜人〟の血を引くドン・キホーテ一族の兄弟ドフラミンゴとロシナンテの物語は、カインとアベルをモデルにしている。

ノアの方舟

 ノアの方舟は人間の堕落に怒った神がノアという人間に作らせた舟の物語で、これによって人類と動物は絶滅を免れたとされている。

 魚人島には方舟ノアが存在し、未来に訪れる約束の時を待っている。

ソドムとゴモラの滅亡

 ソドムゴモラは道徳的退廃が甚だしかったために、神に滅ぼされた都市の名前である。

 エニエスロビー編ではロビンとフランキーを取り返すために、司法の島に挑んだキングブルのソドムとゴモラが登場した。

『創世記』とワンピース

 『創世記』とワンピースの関わりはおそらくこれだけではない。

 ノアの方舟の物語で神は大洪水を起こしたが、青色の星においても大洪水が起こった可能性がある。

 例えば、エニエスロビー編で描かれた高潮「アクア・ラグナ」や海底に沈んだワノ国などが大洪水を示唆しているのかもしれない。

 あくまで予想だが、バベルの塔をモデルにした物語も今後描かれるのではないかと考えている。

 他にも、息子を神の生贄に捧げようとするアブラハムと娘ムースをカシ神の生贄に捧げようとするカルガラなど、『創世記』をモデルにした可能性のある描写がいくつか登場しているが、根拠と確証がある程度揃ってから記事にしたいと思う。

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