【ワンピース考察】モンキー・D・ルフィ5段階の「ギア」

ONE PIECE
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ギア

 ロングリングロングランド編で海軍本部大将「青雉」に圧倒的な力の差を見せつけられたルフィは、さらなる強さを求めて「ギア2セカンド」と「ギア3サード」を生み出した。通常の状態がギア1だとすると、この技は全部で5段階存在し、ルフィの進化の度にギアが上がってきた。

 今回はルフィの「ギア」についてまとめるとともに、その状態について解説する。

ギア2セカンド

ギア2(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

「ギア2」はエニエス・ロビー編の第387話〝ギア〟第388話〝ギア2〟において、ルフィがCP-9のブルーノと戦った時に初めて使用した技である。

 「ギア2」の特徴は自在に伸縮するゴムの体を利用し、「血管」をポンプのように血流を上げて身体能力を向上させることである。

 この技は身体機能を急激に上げる代償として「命を削る」とブルーノに指摘されたが、ルフィはその副作用を知った上で使用していたため全く意に介さなかった。

 「ギア2」は数あるルフィの技の中でも人気で、CP9の実力を超えるためにはロングリングロングランドで「青雉」に出会ったのは不幸中の幸いだったといえる。

 さらにいえば、蒸気機関車「パッフィング・トム」を造ったトムを含めたウォーターセブンの船大工達の一連の歴史と物語の流れの中で、蒸気を上げて戦う戦法を登場させたことも感動を覚えずにはいられない。

ギア3サード

ギア3(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

 「ギア3」はエニエス・ロビー編第421話〝ギア3〟で初めて使用された技で、初めての使用はロビン救出に向かうルフィが扉を壊すときである。厳密に言えばブルーノとの戦いで使用しかけているが、ブルーノが戦闘不能になったため使用を中断した。

 その後、CP-9の歴史のなかでも最強との呼び声高いロブ・ルッチとの戦いで使用した。「ギア3」も「ギア2」と同様に副作用があり、急激に膨張した時間だけ、使用後に小さくなってしまう。

 「ギア3」は「骨」に空気を送り込み巨人族のような巨大な体で攻撃することが可能となる。ロブ・ルッチにはこの技無くして勝てなかった可能性が高く、この成長によってルフィはロビンとフランキ―救出に大きく貢献した。

巨人族の腕(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

ギア4フォース

ギア4「弾む男バウンドマン」(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)
ギア4スネイクマン(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

「ギア4」はドレスローザ編の第784話〝ギア4〟で使用され、「弾む男バウンドマン」や「スネイクマン」などの形態がある。ルスカイナ島での2年間の修行で〝武装色の覇気〟を修得したルフィはゴムの体を武装色で固めて張力を引き上げることでこの形態を可能にした。

 この技は筋肉に息を吹き込む「筋肉風船」によって膨らんで使用する。時間切れになると効力を失い、10分間〝覇気〟が使用できなくなる。

  この技はホールケーキアイランドの対クラッカーや対カタクリでも使用していた。

ギア5フィフス

 「ギア5」は〝ゴムゴムの実〟改め〝ヒトヒトの実〟幻獣種 モデル「太陽の神ニカ」の能力が覚醒した状態であり、「空想のままに戦い、人々を笑顔にする」自由な戦闘が特徴である。

 この技はワノ国編におけるカイドウとの戦いで発現し、覚醒条件は定かではないものの、カイドウからの3度目の敗北による「死」によって覚醒した可能性が高い。

 「ギア5」は「解放のドラム」と呼ばれる「心臓」の音が特徴的で、周囲をゴムに、そしてルフィ自身もルフィの周りの人々をも楽しませる。

 この状態も副作用があり、ルフィは一瞬ではあるが使用後に老化した姿になった。カイドウ曰くこの技も命を削っており、「ギア2」よりもその反動は大きい可能性がある。

「太陽の神」への軌跡

 このようにルフィの「ギア」は体の各部位を「血管」→「骨」→「筋肉」→「心臓」と、段階的に進化させることでここまでの強敵を打ち破ってきた。

 「ギア2」からギアが上がるにつれて、「超人」→「巨人」→「明王」→「太陽の神」という異名で呼ばれており、実はよく見ると特にギア4辺りから段階的に「太陽の神」に近い姿になっている。

 この段階的な成長はルフィが〝太陽の神〟になる軌跡だったとも捉えられ、ルフィが「ギア5」を「これがおれの最終地点だ」と発言していたことから「ギア」は「5」までであると考えられる。

 戦いの中で〝覇王色〟が纏えることを知ったルフィは「ギア5」状態でなくともカイドウとほとんど互角に渡り合っていたため、これから能力の覚醒状態「ギア5」の先頭の真髄が見られると考えられる。

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