【ワンピース考察】シャンクスはゴッドバレーで拾われた〝天竜人〟!?―フィガーランド家とゴッドバレー事件の真相―

ONE PIECE
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フィガーランド家

 2022年8月6日に公開された「ONE PIECE FILM RED」では、入場者特典の第1弾である「第40億巻」で、シャンクスが38年前にゴッドバレーでロジャー海賊団に拾われていたということが発覚した。

  映画では、五老星が「フィガーランド家」という言葉を口にしており、シャンクスの回想の中で赤ん坊の頃らしきシャンクスの視点でロジャー海賊団の船員を見ているという描写が描かれている。

 このことから、シャンクスの血筋や〝天竜人〟の関係、ゴッドバレー事件の真相などについて非常に重要な情報が明かされたといえよう。

  今回はこれまでの物語を踏まえ、シャンクスの血筋やゴッドバレー事件の真相について迫っていく。

ゴッドバレー事件

 まず、ゴッドバレー事件について簡単におさらいしておこう。

 ゴッドバレー事件とは「ゴッドバレー」にて〝天竜人〟とその奴隷を守るためにガープとロジャーが手を組んで「ロックス海賊団」を打ち破った事件のことを指す。

ゴッドバレー事件(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

 事件の真相は明らかになっていないが、〝赤い土の大陸レッドライン〟の上にある聖地マリージョアではなく、「ゴッドバレー」に〝天竜人〟がいたという点から、「ロックス海賊団」の船長ロックス・D・ジーベックが彼らを攫うなどして身代金などの何らかの要求をしようとしたという可能性が挙げられる。

 もしそうだとするならば、「ロックス海賊団」が海賊島ハチノスで「一つの儲け話のために集められた個性の集団」ということや「世界の王」を目指していたロックスが「世界政府」に牙を向いていたことも辻褄が合いそうである。

 また、「ロックス海賊団」が子供を宝箱に詰めて攫っていたとすれば、彼らから宝箱を奪った「ロジャー海賊団」の船に当時1歳のシャンクスが乗っていたという点にも納得できる。

 そうなると、シャンクスが〝天竜人〟の血筋である可能性があり、フィガーランド家という王族の血統ということになるかもしれない。

ゴッドバレーの〝天竜人〟

 では、本来は聖地マリージョアにいるはずの〝天竜人〟がなぜゴッドバレーにいたのだろうか。

 〝天竜人〟は聖地マリージョアから下界に降りることを好まないと考えられるため、ゴッドバレーに住んでいた〝天竜人〟には何らかの秘密がありそうである。

 この謎を解決する1つの仮説として、ゴッドバレーは〝天竜人〟と下々民の間に生まれた人々が居住する島だったということが考えられる。

 〝天竜人〟は下々民を奴隷としてだけでなく、夫人などとしてもマリージョアへ迎え入れることができる。チャルロス聖が「下々民に戻すぞえ」と発言していることからも、夫人として聖地に迎えられた人間は〝天竜人〟としての地位を獲得することができるようだ。

「下々民に戻すぞえ」(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

 しかし、「奴隷」や「下々民の地位に戻されてしまった人々」と〝天竜人〟の間に生まれた子供は、おそらくマリージョアで生活することができない。ゴッドバレーはこのような人々が居住する島だったのかもしれない。

〝西の海ウエストブルー〟とシャンクス

シャンクスの故郷(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

 シャンクスの故郷は〝西の海〟であることから、もしシャンクスがゴッドバレーで生まれたのだとすれば、ゴッドバレーが〝西の海〟にある島という可能性しかない。

 シャンクスが〝西の海〟の人間と〝天竜人〟の間に生まれた子供だったという可能性も考えられるが、そうすると彼がなぜゴッドバレーにいたのかという疑問が残る。

 ゴッドバレー事件が起きた38年前に1歳だったシャンクスはそのままロジャー海賊団の船に乗っていたと考えられるため、〝西の海〟の酒を「肌にしみた水からつくった酒」というのは違和感がある。

 この謎を解決しない限り、シャンクスの血筋と出生については明確な答えがでないだろう。

あの野郎

「あの野郎」(出典:尾田栄一郎『ONE PIECE』集英社)

 シャンクスの血筋に関して重要といえるのは、彼が圧倒的な〝覇気〟の使い手であることと〝白ひげ〟のいう「あの野郎」についてである。

 シャンクスは〝覇王色〟の資質を持っていて、映画「RED」においては中将の一部を気絶させるほどの実力がある。特に〝覇王色〟の資質についてはヤマトやエースからもわかるように遺伝による影響が大きい。

  さらに〝白ひげ〟のいう「あの野郎」についても、シャンクスの顔を見て思い出していることから、遺伝的に受け継がれた特徴的な〝赤髪〟や顔のことを言っているとも捉えられる。

 つまり、シャンクスの親は相当の実力者の可能性は高い。海賊と〝天竜人〟の間に生まれた神殿という可能性も現時点では否定できない。

 〝白ひげ〟が「ロックス海賊団」に所属していたことを踏まえると、ロックスがシャンクスの父親であるという可能性も浮上する。

 ロックスは「世界の王」になるためにフィガーランド家の女性との間に子供をつくり、〝天竜人〟の地位を獲得しようとしたのかもしれない。

 もし彼が〝D〟の名を持つ〝天竜人〟だとすれば、彼の愛刀の名前になっている「グリフォン」という生物の2つの役割「天上の神々の車を引くこと」・「黄金を守ること」とも繋がる。

 シャンクスが姓を名乗らないのは、かつての王族である〝天竜人〟と「世界政府」が存在を揉み消すほどの海賊ロックスの血を引いているからかもしれない。

 「フィガーランド・D・シャンクス」こそが彼の本当の名前なのだろうか。

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