天羽々斬
「天羽々斬」は「閻魔」とともに登場した刀で、光月おでんがそれぞれモモの助と日和に託した刀である。
「閻魔」は現在ワノ国の国宝である「秋水」の代わりとして日和がゾロに託している。 「天羽々斬」 は現在どこにあるかはっきりしていないが、本来はモモの助に託された刀であり、実は日本神話にも登場する刀でもある。
日本神話における「天羽々斬」 は須佐之男命が八岐大蛇退治のために使用した刀で、「十拳剣」とも呼ばれる。
「天羽々斬」 と「ヤマタノオロチ」となると日本神話をモデルに物語が展開していく可能性は大いに考えられるため、果たしてオロチは誰が倒すのか、考察していく。
ヤマタノオロチ
ここで、ヤマタノオロチについても解説しておきたい。
ワノ国の将軍「黒炭オロチ」は動物系 幻獣種「ヘビヘビの実(モデル八岐大蛇)」の能力者である。
日本神話における八岐大蛇は8つの頭と8つの尾を持つ怪物で、年に一度、出雲の国にやってきては老夫婦の8人の娘を食らっていた。須佐之男命は最後に残された櫛名田比売を救うべく、策を練って八岐大蛇を酔わせて退治したとされている。
オロチを倒すのは誰か
これまでの日本神話との関連から、「天羽々斬」 が黒炭オロチを斬る可能性は非常に高い。
では「天羽々斬」 を使用し、オロチを倒す侍はいったい誰なのだろう。
最も有力なのがモモの助だろう。まだ戦闘には力及ばないかもしれないが、彼はおでんから 「天羽々斬」 を受け継いだ人物であり、ワノ国編での活躍が期待されている。これまでに何度も剣術の稽古をする描写が描かれており、刀を用いて戦う可能性は十分に考えられる。
日本神話では酒の力によって八岐大蛇を退治したが、ワンピースでは現在火祭りという名の宴会の最中であり、酒もしくは誰かの加勢によって弱ったオロチにモモの助が最後のとどめをさすのではないだろうか。
そうすれば次期将軍として先代の悪政を敷く将軍を自ら倒すということにもなるといえる。
幻獣種は特殊な能力を有しており、オロチの能力の全貌は明らかにされていないが、一筋縄では倒せないだろう。例えば8つの頭部すべてを斬らなければ倒せないだとか、本物の頭部は1つのみという可能性もある。
モモの助がおでんから受け継いだ 「天羽々斬」 を用いてオロチを倒し、ワノ国の将軍になる展開を楽しみにしようと思う。
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