ゴムゴムの実
「ゴムゴムの実」は、言わずと知れたワンピースの主人公モンキー・D・ルフィが第1巻にてフーシャ村で食べた「悪魔の実」である。
これまでそれほど重要視されていなかった「悪魔の実」であるが、かつてCP-9によって護送されていたこと、しかもそれを赤髪のシャンクスが奪っていたことが判明し、その重要性が明らかになった。
なぜ、そこまで「ゴムゴムの実」が重要なのか考えていく。
護送されていた理由
まずはなぜゴムゴムの実が護送されていたのかという点だ。
海軍などではなくCP-9が護送していたということから、世界政府の重大な機密に関わることなのだろうということは容易に想像がつく。
考えられる可能性としては「ゴムゴムの実」の前任能力者が世界にとって重大な影響を及ぼした、ももしくは「ゴムゴムの実」そのものに重要な能力がある、などが考えられる。
これまでを振り返る限り、シャンクスは世界政府にとっても信頼のある海賊で、害をなすことは少ないと考えられているようだが、その彼が奪うほどのものとはどれほど価値があるのだろうか。
今の状況では明確な答えが出せるわけではないが、「ゴムゴムの実」が世界政府にとってもシャンクスにとっても重要なものであることは確かだといえる。
シャンクスが奪った理由
シャンクスがなぜ「ゴムゴムの実」を奪ったかも重要な視点だ。
「CP-9が護送していた理由」と「シャンクスがその実を奪った理由」は同様のものなのだろうか。仮に同様だとすると、「ゴムゴムの実」そのものに重要な能力や重要な役割が存在する可能性が高い。
百獣海賊団飛六胞のフーズ・フーが、自身のCP-9時代の「ゴムゴムの実」護送任務の失敗について発言しているとき、太陽神ニカの話が登場していた。
「ゴムゴムの実」の護送中にニカの話が出たことは必ずしも無関係とはいえないかもしれない。
「ゴムゴムの実」が「覚醒」したときはおそらく周囲のモノをゴム状にする、もしくは引き延ばす能力になると考えられ、この能力が非常に重要かもしれない(ロングリングロングランドの動物たちが思い出される…)。
だが、世間ではその存在が隠されており、完全に秘密裏に動いているはずのCP-9の「ゴムゴムの実」護送の事実をシャンクスはどこで知ったのだろうか。シャンクスほどの男が無計画にCP-9の船を襲った可能性は低いと考えられるため、シャンクスが「ゴムゴムの実」の重要性とともに、その護送についても知っていたことは非常に興味深い。
CP-9が護送するほどの重大な存在を奪っておきながらシャンクスはなぜ報復を受けたり狙われたりしていないのだろう。
シャンクスに関しては他にも様々な謎があり、これが解決される日はワンピースにおける重大な秘密が明かされる時なのかもしれない。
「ゴムゴムの実」は世界の脅威となる力?
ゴムゴムの実が使い方次第、つまり能力者次第で、世界の脅威ともなりうる可能性さえある。
ゴロゴロの実を動力としていた「方舟マクシム」のように、何か併用することで強大な兵器にもなりうる能力なのかもしれない。
逆に、強力な兵器にもなりうる「雷」という力に唯一対抗できる能力という点も注目すべきかもしれない。
このように「ゴムゴムの実」が世界の脅威となりうるという可能性は大いに考えられ、それを知っていた一部の人間がそれを奪い合っていたのかもしれない。
もしそうだとすれば、やはり「麦わらのルフィ」は物語の最重要人物であり、彼の行動や思想がそのまま未来を変えると言っても過言ではない。
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