【ワンピース考察】ミンク族とはどのような種族なのか

ワンピース研究・考察
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ミンク族について

 ミンク族は人型の哺乳類である。ハートの海賊団のベポやビッグマム海賊団のペコムズ、ゾウにあるモコモ公国の住人などがこの種族に該当している。

どのような種族か

月の獅子化したキャロット (ONE PIECE 尾田栄一郎/集英社)

 ゾウの上に暮らすミンク族は、これまでの歴史の中で人間とうまく共存してきた存在ではないようだ。唯一光月家とだけ遠い昔に交友を交わしたようだが、魚人族のように差別を受けていた過去がある可能性もある。

 1番の謎は彼らが電気を操ること、満月を見ると月の獅子スーロン化するということだ。この能力は歴史の中でどのような役割を果たしたのだろう。

 ゾウは1000年前にある罪を犯して歩き続けている。彼らはゾウの上に国をつくる以前、どこに暮らしていたのだろうか。

ミンク族はどこからやってきたのか

 ミンク族がどこからやってきた生物なのかを考えるとき、まずミンク族の月の獅子スーロン化から月を思い出す人が多いかもしれないが、彼らが月の住人だったとすれば数々の疑問点が浮かび上がる。

 まず月では月の獅子スーロン化ができたのかという点だ。当然のことながら月では満月を見ることができないが、月にいた当時は月の獅子スーロンという概念すら存在しなかったのか、もしくは月にいたときは月の獅子スーロンが通常の姿だったのか。

 また、月の古代都市が電気を原動力にしている点がミンク族が月の民である根拠として挙げられるが、古代壁画にミンク族の姿はない。奴隷としてその能力のみを扱われていたのであれば壁画に描かれない理由もわかるが、釈然としない。

 以上のように、ミンク族が月の民であったという点は納得できる部分はあるものの、多くの疑問が残っているため、まだ断定できる段階ではない。

 しかし、月以外にも天体が存在する可能性はあるため、他の天体で暮らしていた種族である可能性もある。短期集中連載「エネルのスペース大作戦」で登場した宇宙海賊の中には、ミンク族のような姿をした生物も確認できる。

右側の宇宙海賊がミンク族のように見えなくもない… (ONE PIECE 尾田栄一郎/集英社)

 別の見方をすると、もし人型の哺乳類であるミンク族と人型の魚類である魚人族や人魚族が対比して描かれているとすれば、海底1万mに住む魚人族や人魚族に対して、上空1万mつまり空島の白々海にもともと住んでいた可能性も考えられる。

 ワンピース世界の「動物」と「人類」が「青色の星」で生まれた生命体ならば、その両方の特徴を持つミンク族が地球外の生命体である可能性はそれほど高くないのかもしれない。

 そうだったと仮定すると、月の民が資源不足で青海を目指したときに空島に降り立ったとき、彼らに住処を追われてミンク族が「青色の星」を目指すことになったのかもしれない。

ミンク族と電気

 ワンピースに登場する種族は外見的な特徴による分類が多い。だが、その他にも例えば魚人族や小人族は人間より強い腕力を持っていて、魚人族は種族最速の遊泳速度を備えているなど潜在的な能力も異なっている場合が多い。

 それらの中でエレクトロという電気を使えるミンク族は少し異質ではないだろうか。電気が使える能力は明らかに意味を持っていると考えられる。

天性の戦士であるミンク族 (ONE PIECE 尾田栄一郎/集英社)

  例えば月の古代都市や方舟マクシムは電気を原動力としている。宇宙海賊などを見る限り宇宙には電気を扱う術があるようにも見えるが、古代ではどうだったのだろうか。ミンク族のエレクトロを用いることを前提に造られていたのであれば、ミンク族が宇宙の民であることの根拠になりうる。

 

ミンク族と光月家

 ミンク族と光月家は何百年も前に友好の契りを交わした仲である。空からミンク族がやってきたとすると、おでんが幼少期にネコマムシやイヌアラシを差別することなく他と平等に接したのと同じように光月家の人々が異端であるミンク族を受け入れようとした歴史が存在するのではないだろうか。

 光月家がDの一族の味方であることを踏まえると、ミンク族もは大な王国の戦力として巨大な戦争を闘った可能性がある。

 異なる種族を受け入れ、対等に生きようとした巨大な王国側の勢力と、他族を差別して支配しようとした20の王国連合軍側との戦争の構図が想像できる。

 そうなると、なぜミンク族はゾウの上に住むようになったのか、ゾウは何者で、過去に犯した大罪とは何かという疑問が浮かぶ。

 1つの考えとしては、敗北した巨大な王国側の誰かがミンク族を世間から隠すようにしてゾウの上に住まわせたという可能性が挙げられる。ゾウが罪を犯し、歩くことを命じられたのは1000年前のことであるため、ゾウが歩いていることミンク族がその上に住んでいることは必ずしも同時期に起こったこととは言い切れないが、ゾウが光月家であるモモの助の命令だけには従うことなどから、時代は違えどゾウとミンク族は光月家と歴史的に深い関係にあることは疑いようがない。

まとめ

 ミンク族についてはまだ謎が多く、断定できるような説は存在しないが、光月家との関わりなどから歴史的に重要な役割を担っていたことは決定的である。

 これから待ち受ける世界の夜明けに彼らがどのような役目を果たすのか、これからも注目していきたい。

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