イブと「禁断の果実」
『旧約聖書』に登場する人類最初の女性イブは「知恵の樹」になる「禁断の果実」を食べた罪によってアダムと共に「エデンの園」を追放された。
この実を最初に食べたのはイブとされており、この行為によって人間は善悪の知識を得たが、神に背いた罰として「死と生の苦しみ」を背負うこととなった。
魚人島編ではイブをモデルにした「陽樹イブ」と呼ばれる巨大な樹が登場しており、〝悪魔の実〟は「禁断の果実」をモデルにしている。
魚人島は太陽の光と空気を供給する「陽樹イブ」の恩恵を受けており、その真上には〝聖地マリージョア〟が存在することから「陽樹イブ」はマリージョアに向かって伸びていると考えられる。
ドフラミンゴと「SMILE」
海賊ドンキホーテ・ドフラミンゴはドレスローザ地下工場で作られる人造悪魔の実「SMILE」を闇の世界で取引していた。
「SMILE」は樹になる果実であることが判明しており、その成長には太陽の光が欠かせない。
ドフラミンゴは〝天竜人〟の血を引きながら、実父が行った「人間宣言」によってその称号を剥奪された元〝天竜人〟である。
つまり、「SMILE」とドフラミンゴは「本物」でない存在という点で共通している。
元〝天竜人〟の治める土地で〝人造悪魔の実〟が生み出されていたという事実から、
〝天竜人〟が住むマリージョアには〝悪魔の実〟を生み出す樹がある
と考えられるのではないだろうか。
〝聖地マリージョア〟の「国宝」の正体はこの「〝悪魔の実〟のなる樹」かもしれない。
闇取引
ドフラミンゴが「SMILE」の取引を行っていたように「政府」も〝悪魔の実〟を取引していると考えられる。
「政府」の諜報機関CP-9には多くの能力者が在籍しており、長官スパンダムは〝悪魔の実〟を手に入れるコネの存在を示唆していた。
同様に、「政府」と取引を行っていた黒炭オロチと繋がりのあった百獣海賊団もまた能力者集団である。両者には「闇に通じる動物系能力者集団」という共通点がある。
陽樹イブと〝悪魔の実〟
青色の星には宝樹アダムという樹も存在している。被子植物は「おしべ」から放たれた花粉が「めしべ」に到達して受粉することで、果実が形成されるという。
また、〝人造悪魔の実〟を生み出すドフラミンゴとその弟ロシナンテは『旧約聖書』におけるアダムはイブの子供カインとアベルがモデルとなっている。
つまり、「アダムとイブ」から「カインとアベル」が生まれたように、「宝樹アダムと陽樹イブ」から〝悪魔の実〟が生まれる可能性が高い。
コメント