ジェレミ・ベンサム(1748-1832)
ジェレミ・ベンサムは、「功利主義」の創始者として知られるイギリスの哲学者・法学者です。
個人の行為は幸福の追求に基づき、社会の目的は「最大多数の最大幸福」の実現であると主張しました。
このような倫理説は既に唱えられていましたが、ベンサムはこれをわかりやすく説明するため、『道徳および立法の原理序説』第2版(1823)の欄外注において「功利の原理を最大幸福あるいは最大多数の最大幸福に置き換える」と述べました。
以降、「最大多数の最大幸福」という言葉は、功利主義の原理を表す標語として広く知られるようになります。
「最大多数の最大幸福」とは、「個人の目標は幸福であり、社会における幸福は最大多数がそれを享受できること」という考え方です。
ベンサム

かつてクロコダイルの率いた秘密犯罪組織〝バロック・ワークス〟のMr.2 ボン・クレーもまた、ベンサムという名があります。
「最大多数の最大幸福」は明快な論理ではありますが、多くの人々の幸福を最大化するために、それに属さない少数の人々を犠牲にする、という問題点があります。
ボン・クレーは、その点をよく象徴しています。彼は「自己犠牲」によって、この論理を体現してきました。
アラバスタ

〝アラバスタ編〟にて、アラバスタ王国に向かう船の上で出会ったボン・クレーと〝麦わらの一味〟には密かな友情が生まれます。
彼は後に敵として一味と対峙することになりますが、王国を出港する一味を捕らえようとする海軍大佐ヒナの軍艦に応戦し、一味の脱出を手助けしました。
インペルダウン

〝インペルダウン編〟では、LEVEL4〝焦熱地獄〟でマゼランの毒に侵されたルフィを救出し。イワンコフのもとで彼の命を救います。
その後、ルフィと脱獄した囚人達を脱出させるため単独でインペルダウンに留まり、「正義の門」を開放しました。
いずれにおいても命を落とすことはありませんでしたが、彼は「自己犠牲」という形で、哲学者ベンサムの「最大多数の最大幸福」を体現していたのです。



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